松本マラソン 青空の下で4580人が力走 長野県松本市
長野県松本市を舞台にした42.195キロのフルマラソン大会・松本マラソン(実行委員会、長野陸上競技協会主催)が10日、開催された。全国各地から集まった4580人が出走し、快晴の空の下、松本城や北アルプスの眺めを楽しみながらゴールを目指した。 スタート地点のエア・ウォーターアリーナ松本(美須々)に集まった走者は、大会公式サポーターを務めたスピードスケート五輪金メダリストの小平奈緒さんの号砲で勢いよくスタートを切った。早朝は晩秋らしく冷え込んだものの、澄み渡る穏やかな晴天が広がり、コースは絶好のコンディションに。ランナーは沿道の応援や、補給ポイント「峠の茶屋」で提供される甘酒やリンゴなどの地元産品に力を得ながら、ゴール地点の信州スカイパークを目指した。 家族4人で夫の応援に駆けつけた川野邊里佳さん(31)=安曇野市明科東川手=は「思ったよりランナーが多く、仮装をしている人もいて面白い」と話し、大会を楽しんでいた。 男子は相澤病院の岩渕良平さん(39)=松本市城西=が2時間24分52秒で初優勝。女子は嶋田早紀さん(26)=北海道帯広市=が2時間47分24秒を記録し、信州大学医学部生だった昨年に続いて2年連続優勝を果たした。5回目の出場という岩渕さんは「コースが走りやすくなり、最後まで気持ちよく走れた。1年間の成果が出てほっとした」と話していた。10日が26歳の誕生日だったという嶋田さんは「誕生日だったので『出るしかない』と思いエントリーした。最高の日になった」と喜んだ。 オープン参加で10キロを走るファンランの部には1459人、親子で1.8キロを走るファミリーランには334組720人が参加した。
市民タイムス