宮崎友花が平成以降4人目の女子高生V王手「チャンスと思って優勝できるように」 奥原、山口に続く快挙へ
「バドミントン・全日本総合選手権」(29日、武蔵野の森総合スポーツプラザ) 女子シングルス準決勝が行われた。宮崎友花(山口・柳井商工高)が、郡司莉子(再春館製薬所)を2-1で破り、奥原希望、山口茜に続く、平成以降4人目の女子高生Vに王手をかけた。決勝では、仁平菜月(ヨネックス)と対戦する。 第1ゲームは苦手とする左後ろ側を狙われて12-21で落としたが、「受け身だった」と反省し、第2ゲームから反撃した。シャトルに緩急を付け、相手を前後左右に翻弄(ほんろう)。最終ゲームは21-11と大差で奪い、「立て直せた試合だった」とうなずいた。 柳井中3年時に全国大会で初優勝すると、柳井商工高1年だった22年には世界ジュニア選手権を初制覇。同年から日本代表に名を連ねた。 今年9月の中国オープンでは、準決勝で山口茜にストレート勝ち。世界の実力者が参加するスーパー1000の高い大会で、準優勝を果たした。 今大会は奥原、山口が棄権し、初Vの可能性は高い。宮崎は「戦えないのは残念」と率直な感想を口にしつつ、「チャンスだと思って優勝できるようにしたい」と気を引き締める。ロサンゼルス五輪の金メダル獲得を夢に持つ18歳の女子高生。日本一をつかみ、4年後の主役に名乗りを上げる。