平本蓮が“ドーピング指南”暴露の赤沢幸典の文章を「朝倉未来に寄り添いすぎている」と指摘。「連絡が取れていない」と身を案じる発言も
赤沢のポストの中に平本選手の周囲から圧力がかけられたなどとあることについては「全くそんなことするわけないので、ありえるわけがない話です。じゃあどういう圧力をかけたのか説明してくださいという感じで一切そのような事実はありません」と明確に否定した。 赤沢の文章については「僕は赤沢さんが書いたんじゃないんじゃないかなと正直思う気持ちがあって。だから今でも信じたいというか、もし困っていることがあるなら、助けられることは助けたい」と赤沢本人のものではないのではと疑問を持っているようで「あの文に赤沢さんが“朝倉未来選手に申し訳ない気持ち”と言っているが、今までの対戦相手に対しての申し訳ない気持ちは書いてなかったので、本当に赤沢さんが書いたのかなと。朝倉未来サイドというか、朝倉未来に寄り添いすぎている文章なのかと正直思いました」と指摘する場面も。 そして「赤沢さんは海外経験も長かったので、そういう知識も豊富でトレーナーとして信頼していた。実際、2回セコンドに就いてもらい、2回とも勝負に勝ってるし。今回もセコンドにつきたいといわれたが、今回の作戦には赤沢さんの作戦はなかったので、先生や大塚さんたちと作戦を固めていく中で、剛毅會にいきなり練習を見に来た時があって。その時に大塚さんが“なんで急に来たんだろう”と不審に思っていたんですが、なにか寂しい思いをさせてしまったんじゃないかとは思います。自分はどうしても勝ちたかったので勝負に徹しさせてもらった。試合は思い出作りじゃないので」と試合前の赤沢の不審な行動についても言及した。
この日の会見が弁護士を同席してのものになったことについては「赤沢さんが、ああいうふうに発信してはいたのですが、僕は赤沢さんが自分から仕向けて始めたのではないのではと。後ろに何人か大人がついているのではと僕は感じたので、ひとりで対処できる問題ではないと、相談させてもらった感じです」と赤沢の背後になにか大きな組織的なものがあるのではと予想。その背後にいる人々については「全くその辺は全然見当もついていない。そういう難しいことは全部先生に任せようかと思う」と語った。 吉野氏は今回の赤沢の行動については「申し上げたいことはあるものの、この会見の趣旨には沿わないと私は理解しているので、具体的に踏み込んだ発言は差し控えたいと思います」と語ったうえで「判明した事実だけでいうと、私も長年、検事を務め犯罪捜査をやってきたが、確かに普通の時系列ではない。それは弁護士としては感じざるをえない」と疑問を呈する場面もあった。 今回の赤沢の行動は偽計業務妨害にあたる可能性もあるのだが吉野氏は「機密にわたる事項なので警察に相談しているかは申し上げられないが、一般論でいえば赤沢さんのやった行為次第では偽計業務妨害に当たる場合もあるので、その場合には平本選手と相談しながらしかるべく対処をしたい。ここは憶測や噂でこうしたいと述べる場ではないので、そこはご理解いただきたい」と語るにとどめた。