【女子ボクシング】初回開始30秒にいきなりダウン…松田恵里、世界3団体統一戦は無念の0―3判定負け
ボクシングの女子アトム級世界3団体統一戦が23日、ドイツ・ハイデルベルクで行われ、WBA・WBO統一王者の松田恵里(30)=TEAM10COUNT=がWBC王者ティナ・ルプレヒト(32)=ドイツ=に10回判定0―3で敗れ日本女子史上初の世界3団体統一はならなかった。 初回開始30秒にコンパクトな右フックをアゴにもらってダウン。深いダメージはなかったが、再開後も細かく足を使いながらハイテンポに手数を出すルプレヒトに主導権を握られ、3~5ポイント差で敗れた。 松田は判定が告げられると拍手で勝者を祝福。両者が常に攻め続けるクリーンファイトに、会場は拍手で健闘をたたえていた。 また、試合後のリングには、この日のセミファイナルに登場予定だったが対戦相手が脱水症状で棄権したWBO同級王者の山中菫(真正)が登場。世界3団体統一王者となったルプレヒトと、2025年に世界4団体統一戦実現を誓って握手を交わした。松田はこれで7勝(1KO)2敗。勝ったルプレヒトは14勝(3KO)1敗となった。
中日スポーツ