【全文】くい打ち不正問題(3)流用物件住人だったら「本当にひどいやつ」
「複数名」が数十人レベルだと広がり方が変わってくるのでは?
TBS:すいません、TBS報道のハスミと申します。よろしくお願いします。今回のプレスリリースのほうに、現在までに複数の担当者が関わっていたことが確認されているとあるんですが、具体的に何人の方が関わっていたか、この場で発表はできないんでしょうか。 平居:すいません。この場で発表はできません。途中経過につきましては、発表することを控えさせていただきます。本当に全ての調査がきちっと終わった上で、本当は全ての調査が終わり切らないのかもしれませんが、一応の締め切りとして、11月13日の時点できちっとご報告したいというふうに思います。 TBS:少なくとも今回の横浜のマンションに関わった方が、1人で19件ということが1つ目安として頭にこう浮かぶわけで、これがもし数人レベルだと単純に2、3人、掛け算して、じゃあ40件か50件かというふうに考えたり、数十人いた場合にはじゃあ何百件かというふうにこう推測したり、いろいろと不安の度合い、広がり方も変わってくると思うんですが、現段階で把握されている、確認されている方。どういう立場の方で、少なくとも何人以上の方が関わっているというふうに判断されていますか。 平居:そのことも先ほど申し上げたと同じで、途中経過でありますからお伝えすることは控えさせていただきます。何が言いたいかといいますと、3,040件のお客さまにとっては、例えばその流用がなかった比率が9割だ、9割5分だと仮に言われても、私のこの建物は大丈夫なのかって、この1点に不安の本質はあるわけですね。私の家の杭は大丈夫なのか。これに対して答えない限り、私たちは何も答えることにならないと思っているんです。ですから、1件でも多く、私の家は大丈夫なのかっていう問いに答えられるように、全力を挙げさせていただいて、で、トータルでの分析とか、そういったことについては11月13日にさせていただきたいというのが今の思いであります。 TBS:ただその住人の方、あるいは利用者の方がその大丈夫なのかという不安をしっかりと払拭するような言葉っていうのは、その元請けの方が持っている資料などと付け合わせなければ言えませんと先ほどおっしゃいましたよね。不具合があったとしか言えないんですと。これを11月13日の間に全て明らかにすることは可能なんでしょうか。 平居:それも含めて努力をしているとしか申し上げられなくて、11月13日までの間にもしやれるとしても、現在、当分の間、そこにおいて迫っている危険な状態はないということをご確認させていただくのが精いっぱいだろうと思っています。ですから、データの流用があった物件につきましては、数か月、数年かかるかもしれませんけど、1件1件丁寧に向き合いながら、本当の意味での不安を解消するっていう作業は、私たちに課せられた使命だというふうに今、思っています。