【全文】くい打ち不正問題(3)流用物件住人だったら「本当にひどいやつ」
自分が流用マンション物件の住人だったらどう思う?
TBS:先ほど柿沢さんのお言葉の中に、ヒアリングの内容について少し触れた部分ございまして、横浜のマンションに関わった方に関して、何かを隠そうと思ってやったわけではないんだと。このように話しているということなんですが、1人で19件、これもし柿沢さんであったり平居さんがマンションの住人、利用者の方で、その人が19件に関わっているということを客観的にお聞きになった場合、どんなふうに思われますか。じゃあ、平居さんお願いします。 平居:あ、私。いや、本当にひどいやつに、ひどいやつっていう表現、また怒られますかね。本当にもっと注意深い、きちっと仕事をする人をなぜ付けてくれなかったんだろうと思うと思いますね。 そのことについては、本当にこの彼がそういったことを行った、施工報告書をとても軽視している人間だと分かって、上司は付けたのか、分からずに付けたのかということも含めて、これからきちっと報告させていただきたいと思いますが、その真相の解明には少しお時間をいただきたい。 いずれにしても、この彼とそのときのオペレーターのチームが、本当にそのときに、横浜の案件ですね、横浜の案件のときに支持層に到達してなくても手を抜いてしまったような人たちだとは、私は今思ってないんです。たぶんそこに誤認があったんだろうというふうに私は信じたいんですけど、ただそれにしても今、あの杭がどうなってるか。ここが調べられない限り、そこについては、やっぱり彼らは誤認ではなくて何かやったのかなということかもしれませんし、本当に誤認だったのかなということかもしれません。 今まで出ているヒアリングの限りで言いますと、電流計の跳ねなかったのなんか1本もないよって、こう言うわけですね。データ、なくしてますけど、電流計の跳ねなかったの1本もないよって、こう言ってます。それから、オペレーターのチームも、届いたよ、みんな、あの現場ってこう言っています。だからそこについては、本当にそれを、その記憶違いなのか、こういうふうに言っているのか、実際に何が起こったのかは、本当にあの杭、8本調べたいんです。 TBS:最後すいません、2点、確認の意味を込めて、最後すいません、本当に2点。先ほどから出ているその施工報告書というものに関しては、その元請けに対して求められる、側に対して、出す際のそのガイドラインみたいなものはあるんでしょうか。 平居:すいません、マニュアルとかそういう意味だったらお答えできますけど、ガイドラインというのはどういう概念でお答え。 TBS:例えば先ほどおっしゃってた、まとめて出すケースもあったり、逐一出すとかも含めて。 平居:それはもう、逐一出すっていうことがルールだったというふうに今は認識、私は認識していますけど、それも今調査してますけど。たぶん最後にまとめて出すなんてガイドラインはないと思います。はい。 TBS:それから最後に1点、質問します。これまでその横浜のマンションに関係する質問かもしれませんけど、今まで原因の1つとして印刷機の問題とか、それからあと雨でぬれてしまったとかいくつか理由があったと思うんですが、今日の会見で発表された流用疑いのある179本、これらも全てこういったたぐいの原因と考えられるんでしょうか。 平居:先日の記者会見でお伝えしたように、雨でぬれたとかなんか紛失したとか申し上げましたけど、あのとき申し上げたように、必ずしも自分が期間を通して全部の現場を、全部の杭を確認しているわけではないので、違う代理人にお願いしているケースだとかですね、そういったケースで引き継ぎがうまくいってないケースだとかですね、この極端なケースは基本的に最後にまとめてやろうとして、そういう書類をどっかにまとめて失ってしまったんではないかというふうに推測はしております。 ですから、多くのケースは今、ご指摘のあったような、雨で濡れてしまったとか紙詰まりであったとか、それももちろんバックアップが取れないような機械でやってたわれわれの問題でもあると思ってるんです。そういうことをやらせていたわれわれの問題であることは重々承知の上で言わせていただきますと、そこに問題があったっていうことを承知の上で言わせていただきますと、多くのケースはそのようなケースだったんではないかと、今は思っています。また調査が進みましたらお答えします。 TBS:分かりました。で、すいません、最後ちょっと1つだけ気になったので1点だけ追加させてください。人数に関しては言えないと、これまでの調査の進捗状況、人数に関しては言えない。けれども複数人いることはこのプレスリリースで確認はできますが、その方たちというのは、今回の横浜の傾いたマンション発端にした問題が起きたあと、自ら私が流用しました、あるいは転用しましたと名乗り出たのか。それとも皆さんがお調べになっている間に、追求されてしかたなくこう吐露してしまったのか。どういう形で発覚したケースなんでしょうか。 平居:これはもうすでに報道でご案内のように、各地方自治体がお施主さまになっている物件については、これもおしかりを受けてるんですけど、もっと早くよこされなかったのかっていうことをおしかりを受けてるんですけど、われわれの中ではできるだけ早く、公共性のあるものですから、お届けしたいということで、本来ゼネコンさん経由でお渡しするっていうスキームを外れて、自治体さまがお施主さまの物件については全部お渡しするというふうに決めてお渡しをしました。 で、その結果、私たちの調査が間に合っているものと間に合ってないもの、みんな混ざってます。そういった中で、釧路の物件だとかさまざまな物件が出てまいりました。それは物件が出てきたときに、そこに関与していた人がいて、その関与してた人の中でヒアリングが可能な人にはヒアリングをして、その中で本人たちが認めている。こういう構図でありまして、うちに関係していた現場代理人を全て集めて、お前たちどうなんだっていう、こういうヒアリングはしておりません。 司会:はい、よろしいですか。はい。じゃ。