【広島】新助っ人ファビアンはホンモノか 米球界関係者の評価は〝巨人・ヘルナンデス以上〟
今度こそホンモノ!? 広島が来季の新助っ人として獲得したサンドロ・ファビアン外野手(26)への期待が早くも高騰している。 今季の外国人野手は全員合わせて1本塁打、6打点と完全な期待外れ。チームへの貢献が皆無に等しく、最後は息切れしてセ4位に終わった。そんな中で獲得したファビアンはドミニカ共和国出身で、今季はレンジャーズ傘下の3A・ラウンドロックでプレー。116試合に出場して打率2割7分、17本塁打、81打点の好成績を収め、三振が少なく確実性がある打撃がウリの中距離打者という。 期待の大きさは契約金40万ドル(約6200万円)、年俸70万ドル(約1億850万円)プラス出来高の総額170万ドル(約2億6350万円)の金額にも表れているが、実は今季序盤から複数のNPB球団が調査を行っていた。 米球界関係者によると、ファビアンの実力を計る上で比較対象とされていたのは、巨人に今季途中加入したエリエ・ヘルナンデス外野手(30)だ。今年の春先はレンジャーズ傘下のチームメートで、同じ右投げ右打ちの外野手。ファビアンにはMLB球団のほか、広島以外のNPB球団からもオファーがあり「プレーヤーとしても同じタイプ。さらにファビアンは肩が強く、守備力ではヘルナンデスよりも上の評価だった。年齢もファビアンの方が若く、条件面で折り合うことができなかった球団もあったみたい」という。 そんな水面下での〝争奪戦〟を制して獲得にこぎ着けたカープ。映像をチェックした新井監督も大いに期待を寄せている。ヘルナンデスは56試合で打率2割9分4厘、8本塁打、30打点。優良助っ人の評価を得たが、ファビアンはどうなるか。 (金額は推定)
赤坂高志