洗わずに済んで便利なので、スーパーでお箸を貰うときは「3膳」ほど多めに頼んでいます。この程度ならマナー違反にはなりませんよね?
持ち帰りすぎると窃盗にあたる備品類
次に、スーパー・コンビニ・飲食店に置いてある無償の備品類について解説します。以下のものは持ち帰りすぎると窃盗罪が成立する可能性があるため、常識の範疇に収まる量に留めましょう。 ■製氷機の氷 スーパーマーケットやデパートには、生鮮類やアイス類の鮮度が落ちないように製氷機やポリ袋を無償で提供しているところがあります。製氷機の氷も立派な備品ですので、必要数以上に詰め込んで持ち帰ると窃盗罪に該当します。そのため、最低限商品が劣化しない程度にしましょう。 実際に製氷機の氷を10kg以上持ち帰ろうとした人が現行犯逮捕された事例もあります。このように明らかに度を超えて、かつ悪質と判断されるケースはその場で逮捕もあり得るでしょう。 ■ポリ袋 スーパーでは、生鮮類の液体漏れ防止や野菜の包装用にポリ袋が無償で提供されています。こちらも必要数以上に持ち帰ると、窃盗罪が適用されるかもしれません。 基本的に食品を入れている分は問題ありませんが、ポリ袋単体で持ち帰る行為は必要最低限とはいえないでしょう。1枚だけなら問題ありませんが、事前に店員へ確認しておくのが無難です。 ■調味料類 回転寿司やお弁当屋などテイクアウトの惣菜や弁当を取り扱う店舗では、パッケージングされた食卓調味料類が置いてあります。こちらも店舗の備品であるため、必要数以上に持ち帰るのは禁止です。 具体的な内容として、以下の調味料類が挙げられます。 ・焼売や肉まん用のからし ・牛丼用の紅ショウガ ・寿司や刺身用の醤油 ・焼き肉用の牛脂 調味料類を持ち帰るのは、対応した商品を購入したときだけにして、必要最低限の量だけ買い物カゴに入れましょう。
お箸やポリ袋が少し多くほしいなら店員に確認しよう
店舗側が無償で提供している備品類を持ち帰るのは、基本的に必要最低限の数に限ります。それでも少しだけ多くほしいなら、勝手に持ち帰らず店員の方に「もうあと3つだけ持って帰ってもいいですか?」と確認しましょう。少し程度なら許容範囲である店舗も多いため、確認をとっておいたほうがトラブルを起こさずに済みます。 出典 e-Gov法令検索 刑法 (第三十六章 窃盗及び強盗の罪) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部