【止まらない水産業の衰退】ずさんな資源管理で“一人負け” 日本漁業の将来への警鐘記事まとめ:おすすめ記事6選
5:【国産シシャモが減り続けるのはなぜ?】ノルウェーとの比較で見る科学的資源管理術の差(2023年10月31日)
卵を抱え、脂ものったお馴染みの干しシシャモ(カラフトシシャモ)。原料の2大供給国は、ノルウェーとアイスランドで毎年2~3月前後が漁獲シーズンとなります。 2023年10月に、ノルウェーシシャモで24年に漁獲が許可される数量・TAC(漁獲可能量)が発表されました。その数量は約20万トン(19.6万)と22年の漁獲量が僅か200トンまで落ち込んでしまった北海道のシシャモの漁獲量とは3桁違いの数量です。 その漁獲枠はノルウェーとロシアで6:4に配分されます。そして、実際に漁獲できる数量より少なく設定されているので、漁獲枠通りに漁獲されていきます。 ノルウェーでは水産業は成長産業。シシャモの増枠はさらに地方の産業を発展させていきます――。 【続きはこちら】 日本とノルウェーでシシャモ漁獲量に大差がある理由
6:漁師を補助金漬けにする個別所得補償 形骸化された資源管理計画、日本の漁業に将来はあるか(2024年2月1日)
日本の水産業の衰退が止まらない。漁業・養殖業生産量は1984年の1282万5900トンをピークに低落を続け、2022年には70%減の385万8600トンと過去最低を記録した。他方、国連食糧農業機関(FAO)によると、世界の漁業養殖業生産量は増加を続け、21年現在史上最高の2億1800トンを記録している。 世界では水産業が成長産業化し拡大を続けているなか、日本が「一人負け」の状態にある。魚が獲れなければ、儲かるはずがない。農林水産省統計によると、22年度現在沿岸漁船漁業を営む漁家の平均漁労所得は136万円である。状況は極めて厳しい――。 【続きはこちら】 漁師を補助金漬けにする個別所得補償 形骸化された資源管理計画、日本の漁業に将来はあるか
WEDGE編集部