【柔道】パリ五輪銅の橋本壮市はメダル逃す「一旦休んで考えたい」進退は今後検討か
◇柔道グランドスラム東京大会第1日(2024年12月7日 東京体育館) 男子73キロ級でパリ五輪銅メダルの橋本壮市(パーク24)は、3位決定戦で内村秀資(自衛隊)に一本負けを喫し、5位に終わった。五輪以来4カ月ぶりの実戦となった33歳は初戦から動きが重く、準々決勝でタジキスタン選手に敗戦。敗者復活戦は勝ったものの、3位決定戦では巴投げで一本を奪われ力尽きた。 【写真】<柔道グランドスラム東京>男子73キロ級、準々決勝で敗れ、敗者復活戦に回った橋本(右) 試合後、橋本は「納得いかない内容だった。全然(自分の力を)出せなかった。恩返ししたいと思って出場したが、甘くなかった」と反省した。五輪後の休養期間を考慮すれば、4カ月での実戦復帰は非常に短い。それでも出場を決断した橋本ら五輪代表選手について、男子日本代表の鈴木桂治監督は「挑戦してくれたことに感謝したい」と話したが、28年ロサンゼルス五輪を狙う若手の勢いに飲まれる結果となった。 年明け2月には世界選手権(6月、ブダペスト)に向けて重要な選考会となる国際大会が予定されているが、出場意思を問われると「分からない。24年は突っ走ってきたので、一旦休んで考えたい」と保留。今年1年を「人生において思い出になる1年。たくさんの人が応援してくれたので感謝の思いが強い」と総括した。