鎌倉の古刹で楽しむショパン&ラフマニノフ
「日本の素晴らしい会場や雰囲気の中で、世界を舞台に活躍するクラシック音楽家による演奏会を開催することで、世界中の音楽ファンや文化愛好家を日本に惹きつけるプロジェクト」を提唱する団体「CLASSICAL MUSIC COLLECTION JAPAN(CMCJ)」による魅力的なコンサートが目前だ。 今回のコンサートの舞台となる鎌倉の「覚園寺」は、1218(建保6)年、第2代執権北条義時が十二神将の戌神将のお告げを受けて建立した大倉薬師堂を前身とする寺院であり、1296(永仁4)年、第9代執権北条貞時が、元寇を退けることを祈って寺に改め、心慧上人を開山として創建された古刹だ。鎌倉の寺院の中でも、最も幽玄かつ静寂な宗教空間と称えられる覚園寺でのコンサートとなれば、これは格別。非日常の素敵な時間が楽しめるに違いない。 鎌倉出身のピアニスト鈴木隆太郎が披露するのは、ショパンの「バラード」全4曲と、ラフマニノフの「ピアノ・ソナタ第2番」という、ピアノファン垂涎のプログラムだ。覚園寺の幽玄な空間に響くショパンとラフマニノフに興味津々。 客殿2階でのコンサートの後に予定される、庭でのカクテル・パーティによって、コンサートの余韻が楽しめるのも風流の極み。まさに、古都鎌倉を五感で味わうチャンス到来と言えそうだ。 覚園寺ピアノコンサート~鈴木隆太郎 9月14日(土) 鎌倉覚園寺