石破首相、トランプ氏との会談模索 月内に米国で=関係者
[東京 7日 ロイター] - 石破茂首相が月内に訪米し、大統領選で勝利したトランプ氏との会談を模索していることが分かった。関係者4人が明らかにした。うち3人によると、日本側はブラジルで18─19日に開かれる20カ国・地域首脳会議(G20サミット)直後のタイミングを検討。1人によると、G20の前後で米国に立ち寄りたい考えだという。 石破首相は7日午前、トランプ氏と電話で5分程度会談した。石破氏はその後に記者団の取材に応じ、「できるだけ早期に会おうということを確認するとともに、日米同盟をさらにより高い次元、より高い段階に引き上げていこうということで一致した」ことを明らかにした。会談の日程は調整中とした。 石破首相は「非常にフレンドリーな感じがした。本音で話しができる人という印象を持った」と語った。 在日米軍の駐留経費の負担増や防衛費の増額をトランプ氏から求められる可能性について問われた石破氏は、電話会談で話題にならかったと説明。「金額面だけでなく、装備面や運用面などいろいろな観点から、同盟の強化ということを精力的に議論していきたい」と述べた。 トランプ氏が2016年の大統領選で勝利した後、当時の安倍晋三首相は各国の首脳に先駆けてトランプ氏とニューヨークで会談した。 (竹本能文、豊田祐基子、田中志保 編集:久保信博、宮崎亜巳、青山敦子) *写真を追加して再送します