夏休みに行きたい、アート&デザインの展覧会おすすめ10
シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝(東京・六本木)
故郷シカゴを拠点に国際的に活躍し、彫刻と陶芸を中心に、建築や音楽、ファッションなど、ジャンルを横断する活動で知られている黒人アーティスト、シアスター・ゲイツ。日本初、さらにアジア最大規模となる個展『シアスター・ゲイツ展』が、森美術館で開催中だ。 会場には、代表作はもちろん、本展のために制作したという新作や、近年取り組んでいるブラックカルチャーと日本文化を融合する独自の哲学“アフロ民藝”など幅広い作品が並ぶ。2022年に亡くなった陶芸家、小出芳弘が遺した約2万点の作品を棚ごと運んだインスタレーションも圧巻だ。 シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝 会期/~9月1日(日) 会場/森美術館 住所/東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階 開館時間/10:00~22:00(入館は閉館時間の30分前まで) 火曜~17:00、ただし8/13は~22:00 休館日/会期中無休
111年目の中原淳一展(東京・松濤)
ファッションデザイン、インテリアデザイン、雑誌編集、イラストレーションなどの領域を大きく超えたマルチクリエイターとして多彩な活躍をし、現在のクリエイターにも影響を与え続ける中原淳一(1913-1983)。 中原の生誕111周年を記念した本展では、『それいゆ』『ひまわり』『ジュニアそれいゆ』『女の部屋』などの雑誌での仕事のほか、アーティストとして生み出した絵画や人形などの作品を通じて、中原の多彩なクリエイションの全貌を紹介している。また、横浜文明堂とコラボレーションしたカステラやどら焼き、便箋や手鏡、スカーフなど、中原淳一のイラストがあしらわれたグッズも見逃せない。 111年目の中原淳一展 会期/~9月1日(日) ※会期中、一部展示替えあり 会場/渋谷区立松濤美術館 住所/東京都渋谷区松濤2-14-14 開場時間/10:00~18:00(毎週金曜日は20時まで) ※入館は閉館時間の30分前まで 休館日/月曜日(8月12日は開館)、8月13日(火)