【桂川有人の欧州ツアー挑戦記 #18】25年はドバイの「ヒーロードバイデザートクラシック」からスタート!
DPワールドツアーの2年シードを保持している桂川有人が2024年の振り返りと、今後について話した。 桂川有人が撮影したアフリカでのショートムービーはこちらから
こんにちは。桂川有人です。今回で最後になります。まずは今年を振り返りたいと思います。 今年は、ヨーロッパへの道が開けた年。よい年というか飛躍の年になったと思っています。すごくいい経験をさせてもらって、すごく楽しいので、今はやりたい、もっとやれるという気持ちがあります。先日の金谷(拓実)選手のPGAツアーQスクール3位通過のニュースを聞いて、少ないチャンスをものにしているところはやっぱりさすがだなあと思いました。でも、日本選手もみんなレベルは高くなっていると思いますし、やっぱり上を目指してやっているということが大事だと思うんです。1つでも上の順位で終わりたいというのは、どんな選手も変わらない。僕も上を目指すというだけです。今はPGAツアーが世界ランキング上位の選手が多く出ている最高峰のツアーになっているので、そこを目指すことになるのかなと。 来年の話をしましょう。まずは年初に毎年恒例、東京ドームで開催されるプロレスは観に行きますよ。今回は新日本プロレスとアメリカの団体との共催。また新しい感じになると思うのでめっちゃ楽しみです。オカダカズチカ選手はアメリカの団体の選手として出てくるのでまた違う姿を見られると思いますし、“推し”の内藤哲也選手は、タッグリーグで優勝されましたけど、そのときタッグを組んだ高橋ヒロム選手と勝負すること決まりました。師弟関係なんですよ。タオルとかグッズも、いいのがあれば買います(笑)。 僕、意外と気にするのか、初詣はいつも行きますしおみくじも引きます。でも、だいたい小吉とか中吉とか、微妙なものが出ます(笑)。そこの屋台で「たません」を食べるのも楽しみ。これは名古屋だけのものかもしれないですけど、エビせんべいを半分に割って、卵やネギ、ソースとマヨネーズなどをサンドイッチする。トッピングで焼きそばを中に入れたりもできます。めちゃくちゃ旨くて、お祭りとかでは絶対にあるんです。 すみません、来年の試合の話をしましょう(笑)。僕は、1月16日から始まるドバイの「ヒーロードバイデザートクラシック」(エミレーツGC)からスタートします。そこからUAE、バーレーン、カタールと“中東4連戦”を予定しています。中東での試合はアマチュア時代も含めて初めてなので、コースのイメージもできないけど、楽しみ。中東は(星野)陸也さんなど日本選手が優勝して、弾みをつけて飛躍している場所なので頑張りたい。 来年は、日本の試合にほとんど出られないかもしれません。欧州ツアーの試合はずっとあり、こんなに出られるチャンスはないので、ヨーロッパでしっかりやっていきたいと考えているからです。2シーズン目となり、優勝争いもしたいし、最終戦のドバイにも行きたいし、もちろん上位10人にも入りたい。目標はたくさんあるので、それを1つずつクリアしていきたいですし、いくつクリアできるかということを目標にしたいですね。戦っていくうえで体力はあればあるだけアドバンテージにはなると思いますから、そこを頑張って鍛えて、少しでもパワーをつけて。ゴルフ自体は、そんなに悩んでいるわけではないので、移動が多いなか、それだけコースに対応できるか、スウィングなどもどれだけよい状態をキープできるか、それが課題です。同じようにやっているつもりでも、「何か違うなあ」とわからなくなることもある。そこで自分を見失わないように、自分のチェックポイントを明確に見つけて、悪くなりかけているときにも踏ん張って調子がいい状態に持っていけるような、そういう細かい部分が大事だと考えています。 ヨーロッパでの転戦はだいぶ慣れたと思っています。もうやるだけという感じ。生活もあまり変えずに。僕はあまり決めてやるタイプではないので、自然体で、そのときの雰囲気でいいのかなと。ふふふ。 さて、この連載はこの回でいったん休止します。これも初めての経験で欧州ツアーを上手く伝えられたかどうか……写真撮影も苦手でしたけど、何とか頑張りました。この場を借りて、いつも応援ありがとうございます。いつも気にして成績などを見ていただいている方のこと、とても嬉しく思っています。来年はあまりお会いできないかもしれないですけど、よい報告ができるよう、次は成長した姿で会えるように頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします! 撮影/桂川有人 === 欧州ツアー1年目の桂川有人の奮闘は関連記事からお読みいただけます。
週刊GDツアー担当