「オレどこかおかしいのかな」自分の名前を忘れ…記憶力が良かったはずの夫に現れた“違和感”【漫画】
見た目は変わらないのに、どんどん記憶が薄れ、“自分が知らない”夫になってしまったら…? 時間や場所の感覚がなくなり、家族の顔でさえわからなくなる病「若年性認知症」を真っ向から取り上げ、SNSでも話題のコミックエッセイ『夫がわたしを忘れる日まで』(吉田 いらこ 著)から一部を公開します。 【前話を読む】「昨日も同じこと言ったよ?」少しずつ生活に見え始めていた、若年性認知症の影
今までこんなことはなかったはずなのに…。几帳面な夫には珍しいなと、少し違和感を覚えたもののたまにはあるだろう、としか思っていなかった彩。
「忘れた」ことを忘れた様子の夫。 こうした少しの違和感が少しずつ生活の中で増えていき…。
本当にごめん 仕事入っちゃって やだー
仕方ないよ お母さんとふたりで行こう ぼくずっと楽しみにしてたんだよ
ほんとにごめん…
悪いことしちゃったなぁ 仕事なら仕方ないって 陽翔は任せて
それにしても珍しいね 急に仕事が入るなんて 違うんだ
陽翔との予定が入ってることを忘れて 仕事の予定を入れちゃったんだ… え…
はーーーーー…
オレどこかおかしいのかな? 最近忙しそうだったし 疲れがたまってるんじゃない?
そうなのかなぁ それに今日職場でとっさに自分の名前が出なくてさ あの…えーと
とか言っちゃったよ おじいちゃんか 別に気にすることないって 誰にでもそういうことあるよ
たしかに仕事は忙しいけど… こんなミスしたことないのに
陽翔に申し訳ない… もしそんなに気になるならさ
一度病院とか行ってみる? え
いやいや そこまでは… 大げさだよ 大丈夫 大丈夫だから…
今回紹介したのはこちら! 『夫がわたしを忘れる日まで』 吉田 いらこ 著 /KADOKAWA