センバツ交流試合、組み合わせ決まる 磐城、国士舘と対戦 岩間主将「勝利で恩返しを」 /福島
8月10日から阪神甲子園球場で始まる2020年甲子園高校野球交流試合のオンラインによる組み合わせ抽選会が8日あった。磐城(いわき市)は大会第4日の8月15日第2試合で、国士舘(東京)との対戦が決まった。【磯貝映奈】 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 第92回選抜高校野球大会に出場予定だった32校が参加。磐城は21世紀枠で選ばれていた。新型コロナウイルスの影響で、抽選会はテレビ会議システム「Zoom(ズーム)」で各校主将をつないで開催。主将が複数のカードから選ぶ1枚を指定する方式で抽選した。岩間涼星主将(3年)は磐城高の一室から参加。落ち着いた様子でカードを選んだ結果、国士舘との対戦が決定。ヘッドセット姿の岩間主将は画面の中で小さく2度うなずいた。 抽選会後に行われたオンラインインタビューで岩間主将は、国士舘の印象を「バッティングがいいチーム」と話し、「甲子園でプレーできることに感謝し、多くの人に笑顔や感動、勇気を与えられるように頑張りたい」と意気込みを語った。 抽選会終了後、渡辺純監督からグラウンドに集められた選手たちへ対戦相手が伝えられると、選手たちは控えめに笑みを浮かべた。渡辺監督は「良い練習をして本番を迎えましょう」と伝えた。岩間主将が「甲子園独特の雰囲気の中でも、国士舘に絶対に勝って帰ってくるんだという気持ちで頑張っていきましょう」と気合を入れ直し、練習を再開した。 練習後、岩間主将は「多くの方に支えられて野球ができていると実感している。甲子園での勝利で恩返ししたい」と話した。渡辺監督は「国士舘は昔から強打のチーム。沖(政宗投手)を中心にしっかり守り、数少ないチャンスをものにしたい」と話した。 国士舘の鎌田州真主将(3年)に投手力を評価されたことについて、エースの沖政宗投手(3年)は「自分の球ではまだ通用するかは分からないが、そう思ってもらえるのはありがたい。期待外れの投球をしないように気を引き締めたい」と答えた。