『ブギウギ』の秋山美月役・伊原六花もゲストで大相撲観戦。嵐の春場所となるか?大銀杏が結えない2人が大活躍。新入幕の尊富士が8戦全勝、1敗は大の里のみ
2024年3月10日から開催中の大相撲大阪場所。「荒れる春場所」の言葉通り、上位陣がバタバタ、横綱も休場に…。『婦人公論』愛読者で相撲をこよなく愛する「しろぼしマーサ」が今場所もテレビ観戦記を綴ります。 * * * * * * * ◆嵐の春場所 「荒れる春場所」といわれるが、7日目に横綱・照ノ富士が休場し、中日8日まで毎日4大関の誰かしらが負けて大荒れだ。 中日に8戦全勝で勝ち越したのは新入幕の前頭17枚目・尊富士(たけるふじ)、1敗で追うのは幕内2場所目の前頭5枚目・大の里だ。2人とも出世が早くて髪が伸びるのが間に合わず大銀杏が結えないため、尊富士は髷で、大の里はざんばら髪で登場している。 昭和の横綱・輪島はざんばら髪の時代にパーマをかけていたが、大の里は鬢付け油をつけているのかストレートな髪だ。尊富士と大の里は、前進あるのみの相撲を取り、今後白星を重ねれば、「嵐の春場所」になる。上位陣は大銀杏のキャリアを示す貫禄を発揮して欲しい。 8日目のNHKテレビの正面解説は金星を史上最高の16個獲得した元関脇・安芸乃島の高田川親方で、「尊富士と大の里が台風の目ですね」と語っていた。
◆どうした霧島 横綱・照ノ富士は初日に負け、4日目から連敗を続け腰椎椎間板症で2週間の安静と治療となり、7日目から休場。先場所優勝し、今場所は自身の目標である10回目の優勝を果たす夢が消えて残念だ。横綱土俵入りが見られないのも悲しい。 4大関が揃った場所に期待したが、初日から誰かしらが負けている。 場所前に調子が良いと言われた大関・霧島は2勝6敗で、負け方が「惜しい、残念!」というのではなく、「どうした霧島?心配!」という感じ。 6勝2敗は、大関4場所目の豊昇龍、カド番の大関・貴景勝、新大関として期待されている琴ノ若、師匠だった故・錣山親方(元関脇・寺尾)への恩を返すように頑張っている小結・阿炎、前頭10枚目・御嶽海、前頭11枚目・佐田の海、前頭12枚目・湘南乃海の7人だ。 関脇・大栄翔は4勝4敗、関脇に復帰した若元春は5勝3敗。3場所ぶりに小結に戻った錦木は初日に照ノ富士に勝ったものの1勝7敗である。 連日、観客の大声援を浴びているのが大阪出身の前頭筆頭・宇良で、3勝5敗だが、見事な肩透かしを披露したりして、根性の相撲を取っている。
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