『ブギウギ』の秋山美月役・伊原六花もゲストで大相撲観戦。嵐の春場所となるか?大銀杏が結えない2人が大活躍。新入幕の尊富士が8戦全勝、1敗は大の里のみ
◆今日1日の努力 後半の頑張りに期待したいのが、5日目に照ノ富士に初挑戦して勝った前頭3枚目・王鵬だ。5日目に向正面で解説をした高田川親方は、「真っ向勝負で突き切った。理想の相撲です」と絶賛していた。王鵬はすぐ引いてしまうので3勝5敗なのが残念だ。 私は前頭10枚目・正代と前頭11枚目・佐田の海を応援しているが、この2人が負けるとやけ食いをする癖がつき、ついに地震災害用に備蓄してあるフルーツ缶詰と乾パンの缶詰に手を出してしまった。備蓄食糧が減らないように勝ってもらいたい。 最高に心配なのが前頭16枚目・遠藤で、相撲に力がなく2勝6敗だ。永谷園のお茶漬けの宣伝に出ていた頃の元気を取り戻して欲しい。今は、前頭2枚目・熱海富士が永谷園の広告で新聞紙面を飾っている。熱海富士は4勝4敗だ。 8日目は中入りの前に「師の教え」という放送があり、北の湖親方(一代年寄となった横綱・北の湖)の教えである「今日1日の努力」が紹介された。毎日、相撲の基礎である四股を踏むことの大切さを指導していたそうだ。上げた足を下ろす時に腰も同時に下ろし、下ろした足のところの土に穴が開くほど何回も四股を踏むのである。
◆四股を踏んでいた 7日目のゲストはNHKの連続テレビ小説『ブギウギ』に秋山美月役で出演している俳優の伊原六花さんだった。2年前にネットで配信された『シコふんじゃった!』に学生の女子相撲の力士として出演。とても綺麗な四股の場面がテレビに映し出され感動した。 私は現役の時、会社のトイレで四股を踏んでいたが、かなり間違った四股の踏み方だった。 四股を踏んだ場所が、会社が一時入居していた重要文化財の三井本館だった。その階には様々な会社が入居していて、トイレは大理石の壁に囲まれていた。 先日、三井本館7階にある三井記念美術館の「三井家のおひなさま」展の鑑賞に行き、改めてこのビルの素晴らしさを堪能した。そして、この階ではないが、大理石の壁の前で四股を踏めたことは、とても贅沢だったと、ありがたい気持ちになった。 日本橋通りの歩道から、三井本館に向かい、力士時代に勝負を終えて帰る時に、土俵に向かって深々と丁寧なお辞儀をした豊真将(元小結、現在の錣山親方)のような一礼をして帰った。
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