クワイエット・ラグジュアリーを極めたボッテガ・ヴェネタ──2024年、真夏のスタイリングを格上げするアクセサリー
「自分のイニシアルだけで十分」という、ブランドのスピリットに基づいたアイテムたち。アンダーステートメントな「クワイエット・ラグジュアリー」の潮流にもマッチするアクセサリーをピックアップ。 【写真を見る】それぞれのプライスとディテールをチェック!
シンプルでもピリリと効くアクセサリー
ボッテガ・ヴェネタの言葉を直訳すると「ヴェネトの工房」。同ブランドのモットーにもあるように、創業当時から今でいう「クワイエット・ラグジュアリー」を貫いてきたブランドだ。それは年々評価が高まるクリエイティブ・ディレクター、マチュー・ブレイジーの体制下でもしかり。今季も主要素材であるレザーを筆頭に、シンプルで実用的なアイテムが多くそろっている。ナッパレザーのネクタイや、美しい結合部のブレスレットなどは、ファッション性の高いアイテムとも好相性だ。 ■AirPods Pro ケース ボッテガらしい実用性の哲学が発揮されたのが、Apple製品などのテック系をカバーするアイテムだ。無くしやすいAirPods Pro用に作られたケースは、自然な艶が美しいラムスキンを使用。ボディ中央にはロゴと” MADE IN ITALY”の文字を刻印し、ブランドの矜持を示している。ストラップは55cm、ネックレス代わりに首から下げてアクセントとしたい。 ■シャイニーレザー タイ マチュー・ブレイジーが就任してからシーズンごとに展開しているレザータイ。Vネックの顔になるこのアイテムを、ブランドの主要素材であるレザーで作ることに、ブレイジーらしい知的さを感じさせる。素材は薄くしなやかなナッパレザーを使用。独特の緊張感を持っているアイテムゆえ、スーツスタイルのマンネリ打破としてもうってつけである。 ■テックナイロン バケットハット スポーティーな装いや、レジャースタイルにハマるバケットハット。ネイビーにイエローステッチというジーンズを思わせる配色ながら、素材はナイロンキャンパス仕様で、軽やかに仕立てている。表面には水をはじきやすい加工を施し、機能性もばっちりだ。 ミリタリーウェアから着想を得たブランドロゴのパッチが遊び心を演出する一品。 ■ジョイントブレスレット 昨年の春夏シーズンから登場した、印象的な”ジョイント”(繋ぎ目)によるブレスレット。ガルバニック加工と呼ばれるコーティング技術により、ゴールドの輪の表面は完璧にフラットではない味わいのある仕上がりに。このジョイント部分と軽量なチェーンが合わさることで、メリハリが生まれ、一本でも十分力強い存在感を発揮する。 ■ボッテガ・ヴェネタ ジャパン TEL:0120-60-1966
文・オオサワ系、森下隆太 写真・高橋絵里奈 スタイリング・安倍拓志 編集・岩田桂視(GQ)