【ボート】宮島G3 遠藤エミがイン逃げ圧勝 通算44回目のV
「宮島プリンセスカップ・G3」(17日、宮島) 1号艇で人気を集めた遠藤エミ(36)=滋賀・102期・A1=がインからコンマ12のトップSで圧勝。レディースチャンピオン連覇の絶対女王が貫禄の違いを見せつけた。SG1回、G1・4回を含め通算では44回目のV。2着に三浦永理(静岡)、3着に土屋千明(群馬)が続いた。 優勝戦はトップSを決めた遠藤が他を寄せ付けず堂々の逃げを決めた。終わってみれば実力者の順当なVだが、その道は険しかった。手にしたエンジンは前節の事故後に部品交換が行われ、前検日から新ペラ。0からのペラ調整で足を仕上げ、整備で足を底上げ。波乱の準優でただ一人逃げ切り、予選3位から優勝戦の1号艇を勝ち取った。 8月のレディースチャンピオンを含め今年V4を決めた遠藤は、「(4日目に)キャリアボデーを交換してから全部の足が良くなった。舟の返りも準優より良かったし、Sも思い切って行けた」と会心の勝利。宮島の優勝戦が始まる11分前に、びわこ周年で師匠・深井利寿(滋賀)が2回目のG1V。「師匠と同じ日に優勝できたことが一番うれしい。師匠の優勝戦を見て、より気持ちが入った」と師弟同日Vに感激の表情。10月のびわこG2では師弟が競演。夏以降SG、G1、G2を席巻する滋賀支部の勢いは止まらない。