天空の旅館! 地上49階建ての超高層タワーから見下ろすパノラマ・ビューが圧巻! 旅館がコンセプトの特別フロアもある「フォーシーズンズホテル大阪」に泊まってみた
大阪夜景の新名所!
大阪駅から徒歩10分の好立地に8月にオープンした「フォーシーズンズホテル大阪」。“水の都”をとことん堪能できる、大阪の新ランドマークの魅力とは? 【写真16枚】「フォーシーズンズホテル大阪」“水の都”をとことん堪能できる、大阪の新ランドマークの魅力とは? 和モダンのお部屋を写真で見る ◆船の帆をイメージしたデザイン 戦後、大阪経済の中心地として発展した堂島。現在もビジネスの拠点としてオフィスビルが立ち並び、その一角にある北新地は高級クラブや料亭などが集中する日本有数の歓楽街として知られている。その堂島に今夏、高さ195m、地上49階建ての超高層タワーが出現した。「One Dojima」と名付けられたこの電通大阪ビルの跡地に立つタワーの一部は、市内でも屈指の高級分譲マンション「Brillia Tower 堂島」として販売されているが、その1~2階、そして28~37階を占めるのが、8月1日にオープンした「フォーシーズンズホテル大阪」である。 “水の都”大阪に相応しく、船の帆をイメージしたデザインが特徴的な「One Dojima」。ホテルの1階ロビーには、大阪城からインスパイアされたという石造りのデザインが施され、館内の随所に、日本在住の新進気鋭のクリエイターたちによる多彩なアート作品が飾られている。 175室ある客室は、いずれもモダンでありながらどこか和のテイストを感じさせるデザインになっており、スタンダード・タイプでも、42平米以上あるいずれの部屋からも大阪の街を一望することができる。ちなみに私が泊まった35階のプレミアコーナールームの大きな窓からは、市内の高層ビル群、その向こうに見える山々が見事なスカイラインを形づくっていた。まさに大阪の現代的な街並みと、昔からある自然を同時に体感できる圧巻の眺望である。 だがこのホテルでぜひ体験してもらいたいのが「GENSUI(玄水)」と名付けられた28階の特別コンセプトフロアである。21室が設けられたこのフロアのエレベーターホールに立つと、暗闇の中にうっすらと明かりが灯るような、静謐な雰囲気に心が鎮まる。だが客室の扉を開けると、そこに白を基調にしてつくられた眩いばかりの空間が広がる。モダン旅館をコンセプトにしてつくられたそうで、すべての部屋が靴を脱いで上がる畳敷きになっているのである。このフロアの中で最も広いグランド畳スイート(88平米)には、4人がけの掘りごたつ式ダイニングテーブルや、引き戸で仕切られた畳敷きのベッドルームが備わっており、文字通りの“天空の旅館” を体験することができる。 宿泊者には“中之島美術館ガイダンス付きツアー”や“ユニバーサルスタジオジャパンVIPツアー”など大阪を満喫するための様々な有料アクティビティが用意されているが、今回、私が体験したのが“堂島プライベートクルーズ”である。ホテルからほど近い所に船着場がある地の利の良さを生かしたもので、ホテルが借り切った船に揺られながら、これまでに見たことがない角度から大阪の街並みを堪能することができる。クルーズの時間や航路、ドリンクなどはアレンジ可能だ。シャンパングラスを片手に優雅な体験をしてみてはいかがだろうか。 もちろん宿泊客でなくてもホテルの魅力を知ることはできる。フランス語で“庭”を意味する1階のオールデイ・ダイニング「ジャルダン」のテラス席でランチを楽しんだり、隣接するベーカリー「ファリーヌ」で焼き立てのパンをテイクアウトしたりすることもできる。またホテル最上階の37階にある「江南春 (ジャンナンチュン)」では、大阪のダイナミックなパノラマ・ビューを見下ろしながら、アートのように美しい絶品料理の数々を食すことができる。 2025年開催の万博に向けて、国内外から注目を集める大阪。「フォーシーズンズホテル大阪」はまさにそんな“水の都”に寄り添い、その魅力を再発見してもらうためのホテルなのである。 文=永野正雄(ENGINE編集部) ■フォーシーズンズホテル大阪 大阪府大阪市北区堂島2-4-32 1泊1室 13万2825円~(税・サービス料込、別途大阪府宿泊税1名につき300円) (ENGINE WEBオリジナル)
ENGINE編集部