「記録、間違いじゃないかなと思いながら」ノーノー達成の戸郷翔征 試合中の様子を明かす
◇プロ野球セ・リーグ 巨人1-0阪神(24日、甲子園球場) ノーヒットノーランを達成した戸郷翔征投手が、ヒーローインタビューで喜びを語りました。 【画像】ノーヒットノーランを達成した戸郷翔征投手 この日、立ち上がりから三者凡退のピッチングを見せた戸郷投手は、エラーでランナーこそ出すものの、8回までノーヒットノーランの投球を継続。5回に奪った先制の1点を守り続けます。 最終回は先頭打者へのフォアボールと送りバントでピンチを招きましたが、最後は中野拓夢選手を空振り三振に抑え、9回123球、5奪三振、1四球、無失点でNPB史上89人目、101度目のノーヒットノーランを達成しました。 緊迫した試合を終え、ヒーローインタビューに登場した戸郷投手は開口一番「いやあ、もうやっと緊張から解き放たれたんで、もうなんか、最高です」と、喜びと安堵(あんど)を口にします。 ノーヒットノーランを意識したのは6回終了時点ほどだといい「誰一人(ノーノーについて)言ってくれなくて。記録、間違いじゃないかなと思いながら、杉内さんも7回くらいから僕のところに来なくなったので、よりいっそう緊張しましたけど、達成できて良かったです」と、周囲の反応を明かしました。 さらに、戸郷投手の野球人生でも記憶にないというノーヒットノーランの偉業を達成したウイニングボールについて聞かれると「グラブにしっかり入れています。両親に渡したいと思います」と答えました。