【小泉恵未コラム】香港は競馬イメージアップの取り組みが盛んと感じます 香港国際競走、今年は4レースに9頭の日本馬が参戦します
香港取材第2弾です。 5日の香港の午前9時調教時の気温は23度。午前7時、凍えながらかじかむ指でシャッターを切った、デルマーのブリーダーズCとは違う快適な取材環境です。朝食に香港ジョッキークラブが用意してくださるご飯で、エビワンタン麺が抜群においしい! 年々公式ジャンパーもおしゃれでかわいくなり、日本でも着たくなるデザインに。香港は競馬に対するイメージアップへの取り組みが、他の国よりも盛んであることを感じます。 5日午前11時から枠順抽選会が行われました。香港ヴァーズで大外13番枠を引いたステレンボッシュを管理する国枝調教師は「内で包まれるよりも良かった。ゲートボーイを付けるかはこの後ジョッキーと相談。出が遅くとも、桜花賞のように、ある程度位置を取りに行くのではないかと思う」とコメントしました。 香港スプリントで9番枠を引いたルガルを管理する杉山調教師は「ジョッキーともあまり極端な枠には入りたくないと意見は一致していたので。やや外めではあるが、おおむね無難な枠に収まったなと思う」と語りました。 出席した全ての人が固唾(かたず)をのんで見守ったのは、香港カップのロマンチックウォリアーがどの枠を引くか。馬主のP・ラウさんが1番を引くとおぉぉと歓声が湧きました。前走のBOCHKジョッキークラブカップ(G2)を制した時と同じ枠ですね? と聞かれ「とてもうれしいです。前回と同じ枠なので、同じようなレースをしてくれることを期待しています。とても楽しみです」と3連覇に向けて強い自信を見せました。 香港国際競走は8日、シャティン競馬場で行われ、今年は4レースに9頭の日本馬が参戦します。(フリーアナウンサー)
中日スポーツ