投資の運用益「172億円」を生み出す”特異な手法”を公開…!《投資の天才》コーエーテクモ襟川恵子会長「爆益の秘密」
業績予想は意外にも保守的
1)継続性 毎期の利益のうち本業への投資を行った後の余剰資金を運用し、中長期視点から安定した収益を計上できる継続性を志向する。 2)機動性 金融環境の変化に対応してポートフォリオの見直しができる機動性を持つ。 3)資産内容の健全性 運用資産の含み損益を把握したバランスシートの健全性を担保する。 当然マーケットにおける価格変動リスクもある資産運用ですが、投資における資金の運用状況については、毎月の取締役会に報告、詳細なチェックを受け、ガバナンスを確保しているとも言及されています。 2024年10月28日に公表されたコーエーテクモHDの決算短信の業績予想では、売上高は前年比6.4%増の900億円、営業利益は前年比5.3%増の300億円と過去最高が予想されています。営業利益率は33.3%と引き続き高いことが見込まれています。 一方で、経常利益は400億円となり前年比▲12.6%となっています。営業利益と経常利益の差額が100億円であることから、営業外収支は100億円を見込んでいるようです。また、予想される経常利益率は44.4%と、過去10年の平均の49%よりは低い予想となっているようです。 なお、2025年3月期第2四半期における営業外収益は158億円で、そのうち受取利息は99億円と引き続き、債券投資からのリターンが大きいことが考えられます。 営業外費用は▲55億円で、主たる要因としてはデリバティブによる評価損が▲21億円となっています。上半期時点で営業外収支は103億円であり、この数字だけを見ると25年3月期の予想である100億円の営業外収支をすでに達成しています。このことを踏まえると、25年3月期の経常利益の業績予想はやや保守的なのかもしれません。 売上高、営業利益ともに過去最高が予想されているコーエーテクモHDですが、余剰資金の投資でさらなる利益を確保し、過去最高の経常利益も達成できるのでしょうか。 本業の業績に加えて、資金運用の業績もぜひ確認してみてください。 【もっと詳しく】〈あの孫正義に一目置かれ《1000億円以上の株取引》で大企業の損失も穴埋め...コーエーテクモ会長の「女傑伝説」【直撃インタビュー】〉もあわせてお読みください。
村上 茂久(株式会社ファインディールズ 代表取締役)
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