あなたの町にはある?ナゾ多き伝統行事「亥の子」は愛媛が聖地だった!?その知られざる歴史
小学6年 清水渉さん: 「十でとうとうおさめた みかんこ たちばな だいだいよろこび きがはえた」 今年、鶴間地区で参加したのは11人の小学生。 何のためにやるか知ってる? 清水さん: 「ストレス発散!」 妹: 「違うやろ、絶対違うって」 亥の子のいいところは? 小学1年生 友岡綺衣さん: 「みんなで力を合わせて石を引くところと、みんなで声を合わせるところ」 保護者 中井健二さん: 「今年声が出てますね、子どもたち。いつもよりも。今までは全部の1軒1軒まわりよったんですけど、今年は子どもも少ないので、5~6軒くらいをまとめて1か所で、というのを20か所くらいという形にしました」
子どもの数が年々減り、今年は回る家を少なくするなど対策が必要になりましたが、亥の子は地域にとって大切な行事のひとつだといいます。 地域の人たち: 「かわいかった、ありがとう」 「続いてほしいですね、続く限りはね」 亥の子にアツい吉田町。地区を回るだけでは終わりません。 Q.鶴間の強みは? 小学6年 毛利天音さん: 「やる気とでっかい声だと思います」 小学6年 清水渉さん: 「個人個人のパフォーマンス、声の大きさとか、声の大きさだけじゃなくて、石を引く時の キレとか。そういうのを頑張っていきたい」 中井さん: 「これは歴代の亥の子大会での優勝とか準優勝とかのクリスタルです」
ナンバーワンを決定!?50年続く亥の子大会
吉田町では、50年前から地区対抗で石のつき方や元気の良さなどを競う「亥の子大会」を開催しています。 亥の子大会役員 濱口登さん: 「1チームずつついて、ここで採点。5項目あるんです」 記者: 「つき方、チームワーク、元気良さ、礼儀、歌い方」
今年は、鶴間を含む3つの地区が参加。この日のために練習を重ねてきた鶴間の子どもたち、緊張しながらも気合は十分です! 結果は… アナウンス: 「優勝、鶴間愛護班!(拍手)」 女の子たち: 「いえーい!」 元気よく団結した声などを評価され、見事優勝を果たしました!
小学2年生: 「明日はもう声枯れそうです」 小学6年 友岡詩乃さん: 「みんなで力を合わせて練習もたくさんしたので優勝できてうれしいと思います」 小学6年 毛利天音さん: 「泣きたいくらい嬉しいです」「よくよく考えれば、でっかい声だけじゃなくて、団結力も必要だなって思いました」 小6 清水渉さん: 「優勝しなくても、優勝しても自分のここで亥の子をやって頑張ったっていう意思をあの穴に込めた。このトロフィーをずっと守り続けてほしいです」