レッスン記事の「ヤフコメ」に、解説したプロがコメント返し!【100切り 2024年特別編 #1】
“100切り”を達成するために大切なポイントを、東京都港区のゴルフスクール「広尾ゴルフインパクト」のインストラクター・後藤悠斗プロに解説してもらう同連載。今回は年末年始特別編! 「普段から自分の記事のコメントはチェックしています」という後藤プロが、2024年にYahoo!ニュースに掲載された記事のコメント欄から、気になるコメントをピックアップしてコメント返しを行った。
『100をきれないレベルで、SWを使うのはいかがなものでしょうか?』
記事タイトル: 100切りを目指すなら「サンドウェッジのアプローチ」を重点的に仕上げるのが効率良し!? その理由とオススメの構え方・打ち方とは?【100切り】 ピックアップしたコメント: 『100をきれないレベルで、SWを使うのはいかがなものでしょうか? 青木功プロでも『SWはね、一番難しいクラブなの』と仰ってます。 実際に青木功さんはトーナメントでも転がせる状況ならば5番とか7番を使っておられました。 私が70後半で回っていた時はウェッジは48°と52°と60°で、60°はバンカーからの脱出専用。 グリーン周りは9番と48°。 柔らかいスピン系のボールを使って、しっかりとダウンブローで打てれば48°52°でも最低限のスピンはかかってなんとか止まる。 飛距離を落としてでも、グリーン周りのアプローチを優先し、硬いボールはやめて柔らかいスピン系のボールを使ってます。 確かにSWでふわりと浮いてピタリと止まれば恰好いいけどね(笑) 考え方は人それぞれだし、アマチュアは楽しければそれで良いから… あくまでも僕の考え方で、人には押しつけはしませんけど…』 『これができてピンに寄せれたら100切りではなく80切りです』 後藤:元記事の内容をざっくり説明すると「ウェッジってPW、AW、SW……いろいろあるけれど、練習時間があまり確保できないアマチュアの場合、どうせやるならロフトが寝ていて比較的難しいSWを重点的に練習して、球を上げられるようにもしておいたほうが効率的じゃない?」という話でした。 僕もSWは難しいと思っていて、元記事にもそう書いてあります。ただ『100をきれないレベルで、SWを使うのはいかがなものでしょうか?』という指摘には疑問です。 結局100切りを目指すなら、たとえば30~40ヤードのバンカー越えの状況などで「SWが使えない」のと「SW“も”使える」のでは全然変わってきます。じゃあ青木功プロがSWを使えなかったのか? って言ったら使えないわけじゃないですし、別に球を上げて打つところは打ちますよね。 もちろん転がせる状況なら転がすのは全然アリです。でも、転がせない状況になった時に困ります。120切りを目指すレベルなら花道に逃げる選択肢もアリですが、100切りなら寄せろとまでは言わずとも、バンカーを越えてグリーンに乗せるぐらいはしたいじゃないですか。 元記事でも触れていますがSWを使ってピッチエンドランの打ち方で、振り幅を8~4時もしくは9時~3時くらいで打つこと。これができれば、ロブショットのような特殊な打ち方をせずとも、少なくとも日本のゴルフ場であればほとんどのホールのバンカー越えはできると思っていいです。 あとは同じ打ち方でクラブや振り幅を変えるだけで転がしもできます。一番難しいSWで練習しておけば、PWやAWも自然と打てるはずです。もちろんアプローチは多種多様ですから「いやいや、私は全部PWで寄せられます」と言うならそれで全然問題ありませんよ。