夫の登山中に…47歳エリートが15歳年下妻の「日替わり浮気」を知って決断したこと
自身の「選民意識」にも気づいた
真太郎さんは、妻には浮気のことは何も言わず再び性感染症の検査を受けさせます。そして関係していた男性3人に連絡し、妻とのLINEをブロックすることを依頼。妻は浮気がバレたことを感じたので、何も言わず真太郎さんに従っていたとか。 それから2ヵ月後、真太郎さんから「妻はアルコール依存のプログラムも受け、妻は健康的になっています」と連絡が入りました。妻は真太郎さんが自分より山が好きなことに対して、寂しさを抱えていたことも話したそうです。生活や性交渉についても、お互いに話しやすい雰囲気を作り、今、夫婦仲は安定してきていると語ってくれました。 ただ、妻の心が健康になるには時間を要す可能性があることにも気づきます。真太郎さん夫婦は、人工授精で受精卵を作り、冷凍保存をすることも考えているそうです。 真太郎さんは、妻のカウンセリングにも同行し、母親の再婚相手から受けた虐待についても聞きました。その結果「愛されたいという気持ちが強い妻を、放置していて申し訳なかった」と反省。加えて、真太郎さん自身の選民意識についても気づき、自らこれを改善しているとのこと。 真太郎さんは「人生に遭難しないように、僕も頑張らないと」と語っていました。もちろん、妊娠だって授かりものですから、「必ず」という保証はどこにもありません。それでも「やれるだけやって、授からなかったとしても二人で生きることを考える」とのことでした。 探偵の調査の後、夫婦関係が改善することは珍しいことです。今回は、調査が夫婦関係の改善につながり、ほっと胸を撫で下ろしました。ある意味、「登山」という、時にはお金を出しても思う通りにはならない「自然」と真剣に向き合ってきた真太郎さんだからこその気づきがあったのではないかと感じます。夫婦間に課題はありますが、きっといい方向に進んでいくでしょう。 調査料金は80万円(7日間分・経費別)です。
山村 佳子(探偵事務所代表)