東電が「安全改革プラン」進捗を報告(全文1)1、2号機の排気筒解体に着手
東京電力ホールディングスは20日午後、記者会見を開き、2019年度第1四半期の「原子力安全改革プラン」の進捗と、福島第1原子力発電所の波高計の設置箇所をめぐる調査結果を公表した。 【動画】東電が「安全改革プラン」進捗と福島第1「波高計」調査結果を報告 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東電が「安全改革プラン」進捗と福島第1「波高計」調査結果を報告」に対応しております。 ◇ ◇
原子力安全改革プランの進捗
司会:それでは定刻になりましたのでこれより原子力安全改革プラン2019年度第1四半期進捗報告の記者会見を始めさせていただきたいと思います。それでは原子力改革特別タスクフォース長代理兼同事務局長の牧野からご説明させていただきます。 牧野:原子力改革特別タスクフォースの事務局長をやっております牧野でございます、よろしくお願いいたします。福島事故からまもなく8年半がたとうとしていますが、発電所の立地の地域にお住まいの方々はもとより、広く世間の皆さまに今なお大変なご迷惑とご心配をお掛けしておりますことをあらためてお詫び申し上げます。 私ども、2013年の3月29日に改革プランをまとめて以来、改革を断行しているところでございますけれども、今般2019年度の第1四半期の報告がまとまりましたので本日皆さんにご紹介させていただきたいというふうに思ってございます。大変恐縮でございますが、着座にて説明をさせていただきます。 皆さん、お手元に「原子力安全改革プラン2019年度第1四半期進捗報告」というA3の紙、お手元にございますでしょうか。これに基づきましてご説明を申し上げたいと思います。よろしいですか。 表面といいますか、クレーンの絵が真ん中にあるほうからご説明を申し上げますが、第1四半期の進捗ということで大きく、福島第一、第二、それから柏崎、それから青森事業本部ということで、4つに分けてご説明を申し上げます。ちょうど福島第一の廃炉事業の進捗というところでございます。 1つ目は4月の14日に安倍内閣総理大臣のご訪問をいただきまして、協力企業の皆さま方に対してご努力に感謝状を授与していただいたということ、それから真ん中の左辺りに1、2号機の排気筒解体工事ということでございます。写真にもございますが、高さ120メートルの1、2号機の排気筒でございますが、こちらの解体に着手をしたということでございます。 こちらのほうは皆さんよくご存じのとおり、計画段階、それから実施段階で吊り代の数値の差というのがございましたので、そういったところの不具合を調整しながら最終的に株式会社エイブルさまのご協力の下、解体に着手したということでございます。ちょうど夏の暑い時期でございましたので、オペレーションしばらく休止しておりましたが、あすぐらいからまた再開するということで、予定をしておると伺っております。