【皐月賞】データは共同通信杯、ホープフルS組優勢 毎日杯圧勝のメイショウタバルは侮れない
毎日杯【データ:B メンバーレベル:B】
過去10年の成績【1-0-0-6】勝率14.3%、連対率14.3%、複勝率14.3% 17年にアルアインが9番人気で皐月賞を優勝しており、単回収率320%という成績が残る。 雨は上がったものの、重馬場で行われた今年の毎日杯。先行争いを制したメイショウタバルが前半1000m通過59.6というペースで逃げた。直線、最内ピッタリを回ると後続との差はどんどん広がり、最終的にはシンザン記念で強い勝ち方をしたノーブルロジャーに6馬身差をつけた。 勝ちタイム1:46.0も歴代のGⅠ馬たちがマークしたものと比較しても優秀。しかも重馬場での記録という点も考えると、かなりのポテンシャルを秘めていることは明らかだ。間隔は詰まっているが、勢いそのままに皐月賞を勝ち切る可能性まである。
弥生賞ディープインパクト記念【データ:C メンバーレベル:B】
過去10年の成績【0-5-2-33】勝率0.0%、連対率12.5%、複勝率17.5% 過去10年で弥生賞ディープインパクト記念から参戦して勝利した馬はいないが、23年タスティエーラなど2着5回。近3年連続で3着内への好走馬が出ている。 シリウスコルトがすんなりと単騎で逃げる展開。1000m通過は1:00.4だった。スタートで後手を踏んだコスモキュランダは3角辺りで2番手外までポジションを押し上げた。直線半ばで先頭に立つと、そのまま押し切り後続に1.1/4馬身差をつけて勝利した。 勝ちタイムは1:59.8。相手はさらに強くなるが、J.モレイラ騎手が騎乗するのは大きな後押しとなりそうだ。 2着はシンエンペラー。好位の内目からレースを進め、勝負所でやや反応の鈍さが感じられたが、直線ではジリジリと伸びた。少し物足りない内容ではあったが、あくまでもトライアルという仕上げだったように感じた。今回は変わってくるだろう。 逃げたシリウスコルトはシンエンペラーからさらに1.1/4馬身離れた3着。うまく逃げて展開を味方につけたという印象は否めないが、自身の力は発揮できたと言える。