【皐月賞】データは共同通信杯、ホープフルS組優勢 毎日杯圧勝のメイショウタバルは侮れない
皐月賞の参考レースを振り返る
いよいよ今週末、3歳牡馬たちが三冠をかけて争うクラシック戦線がスタートする。 今年のメンバーを見渡して複数の重賞を勝利しているのは、最優秀2歳牡馬のタイトルを獲得したジャンタルマンタルのみ。現時点では突出した成績を残す牡馬は不在と言えるが、ホープフルSを制した牝馬レガレイラの参戦もあり、楽しみなメンバーが揃った。 【皐月賞2024 推奨馬】前走タイムはGⅠ馬に匹敵、圧勝する能力あり! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) ここでは出走予定馬の主な参考レースを過去10年のデータとともに振り返っていく。
共同通信杯【データ:A メンバーレベル:A】
過去10年の成績【5-0-3-11】勝率26.3%、連対率26.3%、複勝率42.1% 14年イスラボニータ、15年ドゥラメンテ、16年ディーマジェスティ、21年エフフォーリア、22年ジオグリフと計5頭も勝ち馬を出している、近年のトレンドのローテーションだ。 10頭立てとなったレースはパワーホールが逃げる展開に。前半1000m通過1:02.7のスローペースとなった。ジャスティンミラノは3馬身ほど離れた2番手追走から残り200mで先頭に立つと、後続を寄せつけず1馬身半差で快勝。勝ちタイムは1:48.0だった。 ラスト10.9-10.8というレースラップが刻まれ、究極の瞬発力勝負となった。この展開でジャスティンミラノは最後に流して上がり32.6をマークした。 皐月賞本番は同様の展開にはならないことが予想されるが、東京芝2000mの新馬戦ではラスト800mを45.9でまとめるなど秘める能力は一級品。これまでの2戦よりタフな流れと中山コースをこなせるかどうかだ。 2歳王者ジャンタルマンタルは朝日杯FSから共同通信杯に出走。序盤かかり気味で折り合いに苦労する場面がありながらも、好位からレースを進めて2着。本来長く良い脚を使うタイプで、展開としては向かないレースだったと言える。 それにも関わらず、勝ち馬と同じ上がり32.6で1馬身半差という内容は悪くない。今回はさらに200mの距離延長となるが、中山コースならジャスティンミラノを逆転しても不思議はない。