【BTC】Progress王者・森戸新士「交わるとは思っていなかった」×挑戦者・北岡悟「結果的に“答え合わせ”が出る」=25日(水)午後6時30分から生配信
2024年12月25日(水)午後6時30分から『Breakthrough Combat02』がザ・ワンTV YouTubeチャンネルにて生配信される。メインイベントでは「Progress暫定ウェルター級選手権試合」が行われる。 【写真】DEEPでは押し込む泉にケージを登ってギロチンを極めに行った北岡 10月30日の第1回大会に続き、「日本のMMA、グラップリングを世界レベルに引き上げるために選手と手を取り合って前進するBreakthrough Combat」は、さらなる現状打破のために、今回「グラップラー×MMAファイター」のProgressルール対抗戦を行う。 ▼Progress暫定ウェルター級選手権試合 5分3R 森戸新士(Leos&藤田柔術)王者 75.5kg 北岡悟(パンクラスイズム横浜)挑戦者 76.95kg そのオオトリで、前大会で泉武志を三角絞めで破り、Progress暫定ウェルター級王座防衛に成功した森戸新士が、北岡悟の挑戦を受け、2度目の防衛戦に臨む。 日本のブラジリアン柔術界をリードする実力者で、道衣のみならずノーギでもサブオンリー、そしてProgressのようなトップ&スクランブル重視のルールでも結果を残し続ける森戸。 対する北岡のグラップリングは、2013年のADCC-77kgでのゲイリー・トノン戦以降、遠ざかっていたが、2024年9月のQUINTETでTEAM RIZINの次鋒として出花崇太郎と引き分けに等しい「両者失格脱落」。作戦通り、分け役としてチームの勝利に貢献した。 そして今回の「打撃の無いMMA」とも言われるProgress参戦。日本MMA界屈指の組み技の実力者でProgressルールにおいてもケージ際の攻防とサブミッションに対する防御力の高さは絶対。ベテランが「MMAで勝つためのグラップリング」=Progressでベルト奪取に挑む。 計量後の両選手に意気込みを聞いた。 ◆Progressルール テイクダウン=2P(相手に背中を着かせた体勢、または尻からマットに倒して、トップポジションを維持した時) ※グラウンドでのボディロックが禁止。グラウンドで両手でのサブミッションを仕掛ける際の腕のクラッチは禁止→MMAで押さえて殴る部分の強化のため リバーサル=2P(ボトムポジション『仰向け、うつ伏せ、四つん這いで背後から制されている状態等』から上下を入れ替えた時。ただし、上下が入れ替わっていてもバックグラブをされている時は除く) スクランブル=1P(テイクダウンされた、または引き込みなどでボトムポジションになった選手が立ち上がり、相手と正対して離れた時) バックグラブ=2P(相手の背中を制し、胴体または腿を両脚で制した時。両足フック、四の字フック) 相手が引き込んだ場合=2P ◆レフェリー判定 同点の場合は以下の基準に基づき、レフェリー判定によって勝敗を決する。 1)インパクト(試合への影響・影響力) 2)優越性 3)支配継続時間 ◆森戸新士「泉vs北岡戦のような攻防にはならない」 ──今回の対戦相手が北岡悟選手、と聞いたときの率直な感想は? 「最初は、ビックリですね(笑)。最初はほかの選手の名前も挙がっていて、その気持ちでいたので、最終的に北岡選手となって驚きました」 ──どこかで交わることはあると思っていましたか。 「いえ、思ってなかったです。グラップリングに出ている印象もあまりないですし、直近ではQUINTETに出ていましたが、それまではMMAではすごい試合をしているけど、グラップリングという印象はなかったですね。MMA至上主義というか」 ──ProgressはMMAで強くなるためのケージグラップリングルールと言えると思います。もともと森戸選手にはMMAの経験もあるとはいえ、トップ柔術家・グラップラーとして、このProgressルールを戦い続けるのはなぜでしょうか。 「ルール的にはたぶん僕にもっと合った形のものはあると思いますけど、こういうルールの試合に出ることで、自分も立ち技だったり、ケージ際の攻防だったり、いろいろ新しい局面の練習もしなくてはいけない。そういった面でファイターとして進化できるなと思って挑戦し続けています。それに強いMMA選手とも試合を組んでもらえるので、やりがいもあります」 ──スタンドレスリング、ケージレスリングでも強さを増し、それが摩嶋一整選手との練習にも活かされていそうですね。 「それはありますね。それに向こうとの練習もこっちに生きていますし」 ──ルールは異なりますが、ともに泉武志選手と対戦したというフィルターを通して、今回の北岡選手を見ることもできると思います。 「ウーン、1回見ましたが正直、あんまりああいう攻防にならないと思います。ケージ際でお互い押し込むような展開が多かった。なのでそこまで参考にしていません」 ──前回の森戸選手の泉戦は、相手に2Pを謙譲しながらも引き込み、三角絞めを極めました。得意なところで戦おうという柔術家らしさを感じました。 「そうですね。いい形を作れれば極めることができると思って、ああいう決断をしました」 ──今回、もし相手がケージレスリングの攻防できても、柔術・グラップリングで戦うと。 「組んでみないと分からない部分はありますが、一本勝ちします。ビッグネーム相手ですが、いつも通りの自分の戦い方をします」
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