大阪府がワクチン接種連絡会議を立ち上げ 吉村知事「10月までに接種を完了させることが目標」
安全に接種する体制をオール大阪で作っていきたい
大阪府がワクチン連絡会議を立ち上げ 吉村知事「ワクチンを的確に早く、安全に接種する体制をオール大阪で作っていきたい」
大阪府は3日午後、大阪府庁で「第1回大阪府新型コロナウイルス感染症ワクチン接種連絡会議」を開き、大阪府の吉村洋文知事や大阪市の松井一郎市長らが出席した。同会議の座長を務めた吉村知事は「ワクチンを的確に早く、安全に接種する体制をオール大阪で作っていきたい。大阪の方向性を決定していきたい」と話し、会議では府民へのワクチンの接種を、今年10月までに完了することを目標とする方針が決まった。 【中継】大阪府が「第1回大阪府新型コロナウイルス感染症ワクチン接種連絡会議」を開催(2021年2月3日)
吉村知事、松井市長、府医師会の茂松茂人会長らが出席
同会議には、吉村知事、松井市長のほか、堺市の永藤英機市長、大阪府市長会の澤井宏文松原市長、大阪府町村長会の田代堯岬町長らが出席。大阪府医師会の茂松茂人会長や大阪府病院協会の佐々木洋会長ら医療関係者が出席する中行われた。
知事「緊急事態宣言でその効果が僕は出ていると思っている」
会議冒頭、吉村知事は大阪府の新型コロナウイルスの感染状況について「緊急事態宣言でその効果が僕は出ていると思ってまして、感染の急拡大を抑えて減少傾向に入ってきていると思います」と説明した。
「どうしても病床も非常にひっ迫しているという状況でもある」
しかし「どうしても病床も非常にひっ迫しているという状況でもあります、そんな中で宣言も延長となりました。重症者も多くてお亡くなりになられる方も多い、高齢者の感染者も多いという状況でもあります」と続けた。
ワクチンはゲームチェンジャーになりうると思っている
今回、同会議を立ち上げようと思ったきっかけとして「宣言自体は犠牲と副作用の基で成り立っているもの。社会を抑え込むような緊急事態にならないで済むためにも、ワクチンはゲームチェンジャーになりうると思っています。ワクチンを的確に早く、安全に接種する体制をオール大阪でつくっていくため、会議を立ち上げました」と話した。
一人でも多く一人でも早くワクチン接種ができる体制を
接種について吉村知事は、医療従事者に対しては府が責任をもって行い、一般の市民、町民、村民については基礎自治体で行うという役割分担があるとし「協力しながら情報も共有して的確に安全に一人でも多く一人でも早くワクチン接種ができる体制を整えていきたいと思います。大阪の方向性を決定していきたい」と話していた。