ボッタス「オランダと比べるといい週末。さらに進歩するためにやることはたくさんある」:キック・ザウバー F1第16戦決勝
2024年F1第16戦イタリアGPの決勝レースが行われ、キック・ザウバーのバルテリ・ボッタスは16位、周冠宇は18位でレースを終えた。 【写真】2024年F1第16戦イタリアGPグリッド 周冠宇(キック・ザウバー) ■バルテリ・ボッタス(ステークF1チーム・キック・ザウバー) 決勝=16位(52周/53周) 19番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム 僕にとっては、とてもクリーンで平穏なレースだった。僕は1ストップの戦略を選び、ハードコンパウンドでスタートした。周囲と違うことを試して、もしもセーフティカーが出た場合に、そのタイミングで幸運に恵まれることを期待したのだが、残念ながらそううまくは行かなかった。 けれども、トライをしたのはいいことだと思う。レースの展開を振り返ってみると、僕はごく普通に戦い、コース上でいくつか順位を上げて、実力で16位を手にしたが、今日の僕らにはそれ以上は望めなかったと思う。ペースの面でも大幅な進歩はなかった。週末の滑り出しは好調だったのに、そこから大きく改善することも、その勢いを維持することもできなかったんだ。 とはいえ、ザントフォールトと比べれば、まだ良い週末だったのは間違いない。さらに進歩するために、これからやるべきことがまだたくさんある。それが次のバクーとシンガポールの2連戦への準備において、僕らが取り組もうとしていることでもある。 ■周冠宇(ステークF1チーム・キック・ザウバー) 決勝=18位(52周/53周) 20番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード 僕らの今日のペースは、ポイント圏内付近で戦うのに十分なものではなかった。特にセーフティカーも大きな波乱もないスムーズなレースになるとね。先週末のザントフォールト比べれば、ペースが改善されていたのは間違いないものの、直接の競争相手との比較では、やはりパフォーマンスの面で劣勢だった。 今週末はシングルラップのペースでは多少の進歩が見られた。けれども、可能な限り最善の結果を得るには、このクルマのスイートスポットを探し当て、トラブルのない完璧な週末を送る必要があるのは明らかだ。運に頼るのではなく、きわめて重要な数分の1秒のペースアップを見出すために、チームとして黙々とハードワークを続けることに専念するしかない。それができれば、トップ10に近いところで戦えるはずだ。 [オートスポーツweb 2024年09月03日]