井上尚弥、「ベルトにこだわりはない」WBAの指名試合指令に「嫌がらせ的なものを感じた」【ボクシング】
ボクシング世界4団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥(31)が28日、東京都江東区のWOWOWで、弟のWBAバンタム級王者・拓真(28)=ともに大橋=とともに5月6日に東京ドームで行われた防衛戦をゲスト解説した。 ◆井上尚弥、大谷翔平&山本由伸の試合を観戦【写真】 収録終了後には取材に応じ、井上尚は9月に計画されている次戦へ向け27日からスパーリングを開始したと報告。「来月のどこかで発表があると思う。パートナーはサウスポーです。初回にしてはできはよかった」と話し、最有力候補でサウスポーの元IBFスーパーバンタム級王者・ドヘニー(アイルランド)対策をにおわせた。 また、WBAが同級1位アフマダリエフ(ウズベキスタン)との指名試合を指令してきたことには「タイミング的にも嫌がらせ的なものを感じました。ただ、ベルトにこだわりはないので、流れ次第で剝奪や返上でもいい」とコメント。統括団体の動きで今後のプランを変えるつもりはない姿勢を明確にした。 一方、拓真は年内に防衛戦を予定。「来週からスパーリングを始めて、いろいろ直していきます」と表情を引き締めていた。
中日スポーツ