”井岡の標的”エストラーダがゴロゴロ転がる悶絶KO負け、タフなロドリゲスとダウンの応酬も立ち上がれず!どうなる井岡戦
6月29日(土・現地時間)米国アリゾナ州で行われたプロボクシング[WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ]では同級王者のフアン・フランシスコ・エストラーダ(34=メキシコ)が、若き2階級制覇者ジェシー“バム”ロドリゲス(24=米国)とダウンの応酬の末、7R左ボディで悶絶KO負け。立ち上がれなかった。 エストラーダは現WBA同級王者・井岡一翔が長年対戦を要望してきた選手。今回の負けでエストラーダは再戦を希望しており、井岡との対戦は更に遠のきそうだ。 【フォト・動画】あのエストラーダがゴロゴロ転がり悶絶KO負けする瞬間 エストラーダはメキシコ軽量級の雄で、4階級制覇ローマン・ゴンザレスや、スーパーフライ級の強豪カルロス・クアドラスやシーサケットらにいずれも勝ち越しているレジェンド。 対するロドリゲスは、23歳で2階級制覇し、今回スーパーフライ級に挑戦のために、IBF・WBOのフライ級統一王座を返上した。 こちらもクアドラスやシーサケットに勝利し、20戦無敗(13KO)。リング誌のPFPランキングでは9位につけている。 試合は序盤からサウスポーのロドリゲスがプレッシャーをかけ、ジャブ、右フックを当てていく。 4R、ロドリゲスが左アッパーでダウン奪取!5Rもロドリゲスの左がヒットし続け、エストラーダがグラつく。 しかし6R、エストラーダの右ストレートで、今度はロドリゲスがダウン!苦笑しながら立ち上がり、ダメージは少ないようだ。 そして7R、打ち合いの中ロドリゲスの強烈な左ボディがヒット!エストラーダは腹を押さえダウンし、ゴロゴロ転げる悶絶。立ち上がれず、ロドリゲスが世代交代を果たした。 敗れたエストラーダは試合後「もちろん再戦だ。自分の犯したミスはわかっている。再戦では間違いなく勝つ」とリベンジを要求している。 今回の試合には再戦条項があり、井岡は長年エストラーダとの対戦を要望してきたが、またも遠のきそうだ。 一方、勝者のロドリゲスは試合後インタビューで、7月7日に両国国技館で行われるWBA同級王者・井岡一翔と、IBF王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)の統一戦の勝者と戦いたいとコメントした。 その井岡はこの試合前にABEMA格闘の公式Xで、試合予想として「今の流れだと、(勝者は)ジェシー・ロドリゲス。ここ何試合か、良い流れ、勢いがある」とロドリゲス有利と予想していた。