カリミアンが2試合連続で「ノーコンテスト」 「今日は慎重に行こうと言っていたのに」
「K―1ワールドGP2024 in TOKYO~FINAL~」が14日、東京・代々木第一体育館で行われた。 第13試合の無差別級スーパーファイト3分3R延長1Rでシナ・カリミアン(イラン)と木村大地(VRK GYM)が対戦した。序盤からカリミアンの左のジャブが木村の顔面を捉える。左右の連打でダウンを奪う。さらに左ジャブで2度目のダウンで木村は鼻か出血。さらに攻撃の手を緩めないカリミアンだが、木村が崩れたところに左膝蹴りを入れてしまい、1点減点となった。再開したところ、カリミアンのローキックが金的に命中。協議したところ偶発的なローブローで「1Rの途中でノーコンテスト」。 あと1歩でKOだった試合にカリミアンは「正直、相手の印象とかない。1回目のダウンで顔が引きつっていた。2回目のダウンでも力の差を感じていた」と快勝といわんばかり。10月の無差別級アジア予選でもイストラテとの試合は「ノーコンテスト」。カリミアンが納得せずに運営に強行に訴えて今回の試合が決定した経緯がある。すっきり勝利したかったが、2試合連続で消化不良と後味の悪いものになった。 「自分はうれしくないが、事実。今日は慎重に行こうと言っていたが自分の中ではガラスを扱うようだったが残念だが仕方ない」と笑うしかなかった。