50代の「無理しない食費節約」のコツ4つ。大量につくりおきしないのも大事
2:節約レシピのレパートリーをもつ
ふたつ目のコツは「節約レシピのレパートリーをもつこと」です。あらかじめ節約レシピをたくさんもっておけば、レパートリーの中から回すだけで、なにも考えなくても安くすみます。 安い食材は決まっていますよね。たとえば、お肉なら豚コマ肉、ひき肉、鶏胸肉。そのほか卵、豆腐、納豆など。野菜は季節によって変わりますが年じゅう安いニンジン、タマネギ、ジャガイモは常に活躍します。 あとはそれらをどう組み合わせて料理するか。節約メニューのレパートリーがあれば「なにをつくろうか」と悩まないように準備ができます。事前にレパートリーを準備し、さらに困ったらネットで食材名でレシピ検索すれば出てきますので、そのときに応じて検索するのもアリだと思います。 安い食材を買って、それを組み合わせる。組み合わせに困らないためにレパートリーをもっておくのがよいでしょう。レパートリーはそこまで多くなくても大丈夫。家族が好きなら毎週カレーのような定番メニューをつくってもOK。同じメニューが続いても好物なら文句は言われないものです。
3:食べ過ぎに繋がるので「つくりすぎ」はNG
3つ目のコツは「つくりすぎに注意すること」です。材料費が安くても、つくりすぎれば食べ過ぎにつながり、結果節約にはなりません。つい「つくりやすい分量」でつくってしまいますが、適量を心がけたほうが無駄がなく、冷蔵庫に余った料理をしまわなくてすみます。 たとえば、お肉をパックで購入するとパックごと全部使うことってありますよね。ひき肉なら小分けにしやすいですが、鶏肉が1枚あったとしたら食べる分だけ切って残りを冷凍するより、全部使ってしまいたいもの。その調子でつくると一食分より多くできてしまうことも。 次の日に食べたり、お弁当に入れるとか、上手に分配すればいいのですが、多くつくったら結果多く盛りつける傾向があり、そしてお皿に盛られたものは食べてしまいがち。栄養士としての経験からいうと、これが積み重なって食べ過ぎに繋がるので、適量をつくるのは大事なんです。 普段からつくりおきをされている方は、できた料理の中から食べたい量を取ることができるでしょうが、そういう習慣がないと「たくさんある」と気持ちが大きくなってしまうので要注意。 私は若いころは料理が面倒で大量につくり、数日ぶんと思っていても、あればつい食べ過ぎていました。反省です。 また、つくりおき料理をつくりすぎて、最後の方には飽きてしまったり、冷蔵庫の奥で忘れ去られることもあるかもしれません。適量をつくり、また大量につくるなら最後までいいペースで食べられるように管理を徹底しましょう。