早稲田大学、80分集中したディフェンスで帝京大学戦の勝利を目指す。ラグビー関東大学対抗戦
また、両LO(ロック)の西浦剛臣(社4=ニュージーランド・ハミルトン・ボーイズ・ハイスクール)と、栗田文介(スポ3=愛知・千種)も復帰。2人の魅力はなんといってもフィジカルの強さを生かしたダイナミックなプレー。
しかし、ブレイクダウンやダブルタックルなど、影のプレーもこなせる献身性も大きな強みだ。ついに早大のタイトファイブが帰ってきた。強力な帝京大スクラムを正面から押し勝つ準備はできている。
迎えた乾坤一擲の大勝負。早大にとっては対抗戦折り返しの第4節、ここで白星を飾ることは勝ち点以上の価値がある。試合を分けるのは、やはりディフェンスだろう。帝京大のシンプルかつパワフルなアタックに対して、80分間集中した防御を貫きたい。今季の早大は圧力あるディフェンスに加え、一気に敵陣に攻め込む攻撃力も兼ね揃える。
SO(スタンドオフ)服部亮太(スポ1=佐賀工)のロングキックや、FB(フルバック)矢崎由高(スポ2=神奈川・桐蔭学園)の天性のランニングは自陣深くからでも脅威になる。まさに堅守速攻を体現したラグビーだ。
帝京大のフィジカルに引かず、常に前に出続ければ必ず勝機が転がり込む。さあ、『早稲田のプライド』を見せつけろ。
文:村上結太/写真:清水浬央(早稲田スポーツ新聞会)
早稲田スポーツ新聞会