【競馬予想】菊花賞で激走する馬には法則がある――過去10年の傾向から導いた穴馬2頭
次にピックアップしたいのは、前走がトライアルのGII神戸新聞杯組だ(※阪神競馬場の改修工事のため、今年は中京・芝2200mで施行。京都競馬場の改修工事により、2020年~2022年も同様。本来の舞台は阪神・芝2400m)。 というのも、過去10年に馬券に絡んだ30頭のうち、前走・神戸新聞杯からの臨戦だった馬が13頭と最も多いからだ。そしてそのうち、同レース2着が5頭、続いて1着が4頭、3着が3頭......という順。そうなると、狙いは2着馬となるが、今年(9月22日)2着のジューンテイクは左前脚に屈腱炎を発症し回避となった。 ならば、1着メイショウタバル(牡3歳)と3着ショウナンラプンタ(牡3歳)が狙い目となる。 道悪となればメイショウタバルへの魅力は増すが、ここではショウナンラプンタを推したい。GI日本ダービー(5月26日/東京・芝2400m)こそ15着と惨敗を喫したが、その前哨戦となるGII青葉賞(4月27日/東京・芝2400m)では僅差の2着と好走。同じく芝2400m戦の1勝クラス・ゆきやなぎ賞(3月9日/阪神)も快勝しており、長い距離への適性が高そう。大駆けがあっても、不思議ではない。 ダービー馬のダノンデサイル(牡3歳)は、ダービーからの直行ローテというのが懸念材料。さらに、ダービーで掲示板(5着以内)に入った上位馬たちの参戦もない。波乱ムードが漂うなか、ここで名前の挙がった面々が高配当をもたらす可能性は大いにありそうだ。
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