ストロングスタイルを目指したこのまま市川(ストーカー市川)が棚橋弘至と引退試合を行い26年のプロレスラー人生に幕!
改めてしっかりと10カウントゴングが叩かれ、最後のコールからヒールを除く全選手で市川を胴上げ。割れんばかりの市川コールを背に受けて最後の退場を終えた。 一足先にバックステージに戻った棚橋は「会場のファンの皆様の声援、セコンドに付いているDRAGON GATEの選手たちの表情を見てたら、市川選手がみんなにとってどういう存在だったかっていうのがすごく伝わってきて、僕も感動しました。数々の名だたるレスラーと闘ってきて『果たして(引退試合の相手が)俺に務まるか』って。プロレス界が厳しいときも良いときも、とにかく市川選手の生き方、リング上での明るさを見て『この人スゴいな、エネルギーあるな』と思って見てました。そのエネルギーを26年もの間出し続けた市川さんに尊敬の念が尽きません」と真剣な表情で語る。 一方、市川は各方面への感謝の言葉を重ねつつ「棚橋さんより先に引退できて良かったです。棚橋さんの引退の後じゃショボくなっちゃうんで。五体満足で引退試合まで終わることが出来て良かったです。自分でもよくここまで辞めずに残ったと思います」と朗らかに笑う。 まだまだ現役を続ける闘龍門の仲間たちへは「長い間一緒に同じ釜の飯を食った仲間たちで、長い長い第二の青春時代を過ごさせてもらったかけがえのない仲間たちです。『ありがとうございます』しか無いです。心の底から『ありがとうございます』です」とメッセージ。これからもプロレス界に残り続ける市川の第三の青春が幕を開けた。