小池都知事定例会見12月16日(全文1)東京五輪の運営権を民間企業に委ねる
年明けに施設の運営に意欲持つ民間企業とのヒアリングを実施
で、この導入のスケジュールでございますけれども、早速ですが、年明けにも施設の運営に意欲を持つ民間事業者の方々、ヒアリングを実施していきたいと思います。来年度の実施方針を定めた条例が必要になってまいりますので、議会に提案をさせていただきます。そして30年度に運営事業者を公募で選定いたしましたあと、大会後の運営に向けた準備を進めるという、このようなことで、何よりもこのテストイベントと、2020年には間に合わなければなりません。 いや、うちだったらもう最初からデザインも変えて、全部、全部やりますよ、というような方も、手を上げる方もいらっしゃるかもしれませんけれども、もうもっと安い、400億どころか、300億どころかもっと安くしますよという方もおられるかもしれませんけれども、それはそれで考えさせていただきますけれど、要は2020年の東京オリンピック、さらにはその前のテストイベント、これに間に合わなければならないということが最低限必要になってまいりますので、その点を踏まえて、どうぞヒアリングに臨んでいただければと、われこそはということを、手を上げていただきたいと思います。 いずれにいたしましても、官から民へという転換というのが一番大きな話になるのではないかと、このように思っております。先ほども横浜、林市長にも、お話、私のほうからもお電話させていただきました。いろいろこの間も大変、真摯にご努力いただきました件、あらためて感謝を申し上げました。そしてまた、今回こうやっていくつかの比較をすることによって、かなりの値段を下げることもできたと、このように思っております。と同時に環境として必要なこと、もしくはイニシャルコストは掛かるけれども、しかしながら、むしろそこで太陽光発電、地中熱など、ここで施工しておいたほうが結果として運営のコストが安くなると、抑えられると、そういったことについてはさらに精査をしていきたいと思っております。 今日はクリスマス前ということで、これを結果とさせていただきまして、実はきのうのうちにこの流れ、東京都でこういう方向でいこうということを、昨日の段階でほぼ決めましたので、その流れについては、コーツ委員長をはじめとすると関係者のほうにすでにお伝えをしております。これから4者協議、そしてまた、さまざまなオリンピック絡みの会議が次々と開かれていくことになりますけれども、会場につきまして、大きな会場について、そして、東京都が見直した会場については、これをもって結論とさせていただきたいと思っております。 ただ安くするというのではありません。そしてまた、あっちだこっちだといって、そして、時間を浪費したとは私は思っておりません。むしろ、ここにたどり着くことによって、皆さま方の、都民の皆さま方との一体感が生まれたのではないかと、むしろそのように思いたいし、それから東京都がコンセッション方式など、新しい方向に一歩踏み出すというきっかけをつくらせていただいたのではないかと思います。後ほど、ご質問については承らせていただきます。