解党後、元メンバーが日本政治のキーマンに「新進党」とは?【1994年12月10日結党】
今も引き継がれる改革マインド
日本新党結党の背景には、選挙区制度が「小選挙区比例代表並立制」に変更されることに伴い、小選挙区で勝ち抜くために非自民勢力を結集して新たな政治の流れをつくろうとする「改革マインド」がありました。一方で、支持基盤が様々な政党の力を結集したため内部の勢力争いや生煮えの選挙公約などで迷走して求心力が低下。結党時から参画した要の人材の離党も相次ぎ、約3年で政党としての幕を下ろすことになりました。 しかし、この改革マインドはその後の日本政界に引き継がれ続けています。民主党は2009年に政権交代を実現。その後、下野するも現在の立憲民主党や国民民主党へとつながる流れをつくりました。また、2017年には小池百合子氏が「希望の党」を立ち上げて衆院選に臨みました。 自民党に復党した石破茂氏にも、総理大臣就任当初から同党の改革を先導する役割が求められています。 国会では「政治改革」の審議が本格化する中で、次の参院選を見据えた各党の連携模索も始まっています。今後、どのような動きがあるのかぜひご注目ください!