大谷翔平「コミッショナー判断」でペナルティーの可能性も 水原一平通訳ドジャース解雇
国際カジノ研究所の木曽崇所長が3月22日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。大谷選手の通訳を解雇された水原氏について語った。 【写真】韓国での試合を観戦する、大谷翔平選手の妻・真美子さんと、通訳・水原一平氏の妻
ドジャースが大谷翔平選手の通訳・水原一平氏を解雇、違法賭博に関与した可能性
米メジャーリーグのドジャースは、大谷翔平選手の通訳を務めた水原一平氏を解雇したことを明らかにした。アメリカの複数メディアは水原氏が違法賭博に関与したなどと報じているが、球団は解雇の理由については明らかにしていない。
米国内でも38州ではスポーツベッティングを合法化 ~カリフォルニア州では違法
飯田)水原氏が行っていたというスポーツベッティングの規制ですが、州によって違法かどうかが異なると報道されています。 木曽)アメリカは連邦国家なので、各州に各種賭博の合法・非合法を決める権利があるのですが、2018年まで、連邦政府側の法律で「各州のスポーツベッティング(スポーツを対象とした賭博行為)を禁ずる法律」がありました。しかし、2018年に連邦裁判所の判断によって違憲判決が出たのです。それ以降、アメリカ国内で一気に「各州がスポーツベッティングを合法化する」という流れになりました。 飯田)2018年以降。 木曽)今回、問題になったのはドジャースですが、ドジャースが本拠地を置くカリフォルニア州は、全米のなかでは数少ない「スポーツベッティングを合法化していない州」です。現行では50州中、38州が既に合法化しているのですが、カリフォルニア州は合法化されていないので、州のなかで違法なスポーツベッティングに対する捜査が行われた。そのなかで今回、大谷翔平選手の名前が出てきたのです。ちなみにカリフォルニア州の隣のネバダ州は、車で5時間ぐらいの距離ですが、5時間走れば合法化している地域に到達できるような環境ではあります。
隣のネバダ州で賭けていれば事件にはならなかった
飯田)つまり、仮に水原氏がネバダで賭けをしていたら、今回のことは事件にならないのですか? 木曽)そうですね。LAからラスベガスまで、車で走ればすぐに到達できるので、そういう意味では「なぜそれほど安易に違法賭博に手を染めたのだろうか」と思います。