東大理系“ガチ勢”が「生物100種類見つけるまで帰れません」に挑戦! 少年のように楽しむ姿とあふれる知識に「Eテレでやるべき」
YouTubeチャンネル「ゆるふわ生物学」に、冬の都心で生物を100種類探し出す東大院生たちの様子が投稿されました。動画には「詳しい人がいると公園も博物館だね」「Eテレでやるべき番組!」などといったコメントが寄せられています。 【画像】「生物100種類見つけるまで帰れません」
生物のスペシャリストが挑戦
YouTubeチャンネル「ゆるふわ生物学」は、現役の生物学研究者や国際生物学オリンピックのメダリストといった生物学に特化したメンバーたちが、生物学の真の楽しみ方を多くの人に伝えていくことを目的に、さまざまな企画をやっているチャンネルです。 今回の企画は冬の都心で生物を100種見つけようというもの。3月の上野恩賜公園(東京都台東区)に集まったメンバーは、ロッキーさん(東大博士課程。小石川植物園で植物の研究をしている)、さこっちさん(東大で博士号〔農学〕を取得。カエルに詳しすぎて図鑑を出版)、とりやみさん(出自は明らかにしないスタイルだがとにかく鳥に詳しい)、ちよださん(東大修士課程。三崎臨海実験所で多足類の研究をしている)という、生物に“ちょっと詳しい”レベルではない“ガチ勢”4人! 国立科学博物館(科博)前からスタートです。
1時間で29種発見も……50メートルしか進まず
まずは、科博のシンボル「シロナガスクジラ」の周辺にある植物から。1種類目のイヌツゲに始まり、コミカンソウ、カタバミ……11種類目のスダジイ(どんぐり)まで一気に進みます。これは余裕で100種クリアできるのはないでしょうか? すると今度は、“いい感じの石”を発見。ひっくり返してみると、ムカデやダンゴムシ……いろいろな虫たちを発見できました。ここで生物の種のカウントについて4人で確認し、「同定をその人自身のプライドが許せば1カウント」ということになりました。 その後も昆虫発見が続き、ムーアシロホシテントウ、マクラギヤスデ……と生態を解説したりにおいを嗅いでみたりしながら順調にカウントを重ね、29種目のドバドまでで約1時間。なんとまだスタート地点から50メートルしか進んでいないことに気付き、場所を変えるために歩き出します。