「食でストレス発散」してしまう…食欲が止まらないときにやるべき3つのこと
ダイエット中、無性に甘いものやジャンクなものが欲しくなることがありませんか? 麹ダイエットコーチで公認心理師・臨床心理士でもあるのぞみさんは「そんなときは、無理にがまんしなくていい」と言います。今回はダイエット中の「食べたい気持ちとの向き合い方」をご紹介。 【写真】食事に取り入れるべき、コレステロールを下げてくれる40の食品 お話を伺ったのは…… 麹ダイエットコーチ/公認心理師・臨床心理士 のぞみさん 自己流のダイエットで体調を崩した経験から、自身の体と真摯に向き合い、分子栄養学やファスティングの資格を取得。「麹」を取り入れた食事を中心とする「ダイエット講座」を主宰し、大人の女性に支持されている。一般社団法人「日本麹クリエイター協会」シニア麹マスター、「分子整合医学美容食育協会」プロフェッショナルファスティングマイスター。
「無意識に何か口に入れていた」ダイエット失敗時代
キュッと引き締まったお腹と、メリハリのあるシルエットの持ち主であるのぞみさんですが、実は過去に何度もダイエットに挑戦しては、リバウンドを繰り返してきたといいます。 「一時的に食事をがまんしては、反動で“ドカ食い”に走ることの繰り返しでした。年齢を重ねると代謝も低下して、どんどん痩せにくくなってしまったんです」 リバウンドに一番悩まされたのは、30代で第二子出産後、仕事に復帰したとき。小さなお子さん2人の面倒を見ながら、仕事も家事もこなしていたそうです。 「その頃はひと息つくたびに、必ず何か口に放り込んでいたんですね。お腹は全然すいていないのに“無意識に食べものを口にしていた”状態です。当時の私のように、ストレスのはけ口として、食に走っている人は多いように感じます」
「食べること」の裏側に隠された心理とは?
「お腹はいっぱいなのに食べてしまう」「無性に甘いものが欲しくなる」――。その裏側には、何か「別の理由」が隠されていないでしょうか? 「たとえば、言いたいことが言えなかったり、忙しすぎて自分のことを後回しにしていたり。これらのストレスが、食に影響しているケースは少なくありません。心理学用語で“メタ認知”といいますが、無性に食べたくなったとき、自分自身を1度客観的に振り返ってみることをおすすめしています」 食べたい気持ちをただがまんするよりも、その裏側にある理由に気づいてあげることが、ダイエットを無理なく続けるカギといいます。