大好きなミニのために設計した究極のガレージハウスは、まるで大人のオモチャ箱!【ガレージライフ探訪 Vol.1】
トラベラーはクラシック・ミニ好きにとって最終到達点⁉
Kupaさんは、サルーンタイプのクラシック・ミニを4台乗り継いだのち、念願だった長物(ながもの)と呼ばれるトラベラーに乗り換えている。多くのクラシック・ミニのマニアにとっては、レースで活躍したクーパーSが憧れの存在だが、その一方でエステートタイプのトラベラーも、ウッドトリムや観音開きのリアドアを持つ独特のフォルム、エステートタイプの使い勝手のよさ、さらには希少性の高さなどからマニアの羨望の的となっている。つまり、クラシック・ミニ好きにしてみれば、トラベラーは最終到達点のひとつといえる存在なのだ。 ある日Kupaさんは、行きつけのミニ専門店(エムズコレクション)で上物のトラベラーを見つけ、すぐに乗り換えることを決断した。手始めにボディをアイランドブルーにオールペイントしたうえで、内装はオリジナルの状態を忠実に復元するのではなく、自身のセンスで明るい色調のツートンカラーにレストア。インパネに至っては、春夏用と秋冬用の2種類を用意するなど、独自のセンスでkupaさん好みのトラベラーに仕上げている。
生活の中心に居るのはいつもミニ!お気に入りの空間でミニとの時間を味わい尽くす日々
仕事や寝ている時間以外、ミニのことばかりを考えて生活しているのでは?と思えるほどミニ愛に満ち溢れているkupaさんは、ミニとの日常を毎日Instagramで発信している。その内容を見てみると、ガレージ内のカウンターでミニを眺めながら食事やコーヒーを楽しんだり、ミニのイラストを描いたり、トラベラーのラゲッジスペースにお気に入りのグッズをディスプレイしたり、プロジェクターでミニのYouTubeを観たり、とにかく時間さえあればミニとの時間を味わい尽くすことに専念している。 当然ながら、kupaさんのミニ愛はガレージハウスの外でも発揮されていて、季節ごとにトラベラーをモチーフにした写真を撮りに行ったり、天気のよい日にはラゲッジスペースにピクニックセットを積んで出かけたり、ミニのイベントに参加したり、とにかくミニとの時間をとことん愉しんでいる。 今回はクラシック・ミニに惚れ込んで、誰もが羨むような究極のガレージライフを送っているkupaさんのガレージハウスや日常についてレポートした。普通の感覚だと、すでに夢は完結しているように見えるが、今後はトラベラーのラゲッジスペースにご自慢のアンティークグッズを満載してフリマに出店したり、ダイハツ・トッポミニのマスクをミニ風に改造してキッチンカーをやってみたいと語るなど、まだまだ夢は尽きない様子。おそらくkupaさんは、この先もクラシック・ミニへの愛を貫き、日々新たな愉しみ方を見つけながら、より一層充実したガレージライフを送っていくだろう。
小原 裕一郎