「泣く子はいねが~」 成田空港に秋田のなまはげ登場 日本文化をPR
成田空港で7日、鬼のようなお面をつけた「なまはげ」(秋田県男鹿市)が登場した。「泣く子はいねが~」「ちゃんということ聞いてるか~」と大きな雄たけびを挙げながら空港内を練り歩き、外国人や子供たちから歓声や悲鳴が上がった。 成田国際空港会社(NAA)の日本文化を紹介する取り組みの一環。赤、青の面をつけたなまはげ2匹が現れ、気勢を上げた。外国人は「What is this?(これは何?)」などと興味津々の様子で、写真に収めるなどしていた。なまはげの迫力に泣き叫ぶ子供の姿もみられた。 NAAの担当者は「日本の文化に興味関心を持ってもらい、再来日のきっかけになればうれしい」と話した。 なまはげは、怠け心を戒め、無病息災や田畑の実り、海の幸などをもたらす来訪神。今回、なまはげにふんした男鹿市の男性職員は「泣かれないように気を付けた」と語った。(松崎翼)