“紅麹問題” 死者4人に 影響拡大「自主回収」相次ぐ 株主からの厳しい声…社長は“涙”も
影響は広がり続けています。 ファミリーマートでは、小林製薬の「紅麹原料」が含まれていたことがわかったとして、次の3商品を自主回収。 ・「ビビンバ炒飯&サムギョプサル」 ・「わかめと玉子のクッパ風スープ」 ・「キムチチャーハン」 日本生協連も、次の2商品を回収すると発表しました。 ・「CO・OP 水いらず!うす皮の肉餃子 12個入(192g)」 ・「CO・OP チルド肉餃子 12個入(192g)」 これらの商品に、健康被害の原因とみられる、“想定しない成分”は含まれていないということですが、「原因が明らかになるまで、安全確保に万全を期すため」だということです。
では、“想定しない成分”とは、なんなのか――? 小林製薬と共同で「紅麹」のゲノム解析を行っていた、奈良先端科学技術大学院大学の金谷重彦教授は、「小林製薬の紅麹自体には毒性のある『シトリニン』を作る遺伝子が存在しない」と強調したうえで、次のように話しました。 小林製薬と「紅麹」ゲノム解析 奈良先端科学技術大学院大学 金谷重彦教授 「最近になってから(培養に)失敗しているというのは、多分このあたりで、“何か違うカビ”が培養タンクに入ってきたんじゃないかとか、そういうことも疑わなきゃいけないのかなと思います」 金谷教授は、タンク内に別の菌が誤って混入し、その菌も培養されやすい環境だったために、人体に影響を与えた可能性があるとの見方を示しました。 (3月28日放送『news zero』より)