映画「チャレンジャーズ」のゼンデイヤに学ぶ 夏の“テニス・コア”コーディネート術
そこで、エディターが組んだ夏のテニスアウトフィットをいくつか提案する。スタイリッシュかつこの先何シーズンもローテーションで使えるアイテムばかり。以下、デザイナーズコレクションのテニスドレス、テニススカート、テニスアクセサリーから「ルルレモン(LULULEMON)」、「アディダス(ADIDAS)」といったブランドまで紹介する。
カントリークラブ アイコン
このルックに身を包めば、どんなカントリークラブでもベストドレッサーになること間違いない。ゼンデイヤが着こなす「トリー バーチ(TORY BURCH)」のツーピースセットは、吸汗速乾性に優れたピケ素材で、エメラルドとエレクトリックグリーンの豊かな色調がテニスコアファッションに映える。プレッピーな“シェブロン ポロ”ニットは、クラシックフィットで裾にはサイドスリットが入っており、おそろいのミニテニススカートは、セーフティーショーツと機能的なボールポケット付きだ。これらにあしらわれたオフホワイトのストライプを引き締めるために、同色のプラットフォームスニーカーと日差しを遮るサンバイザーでアクセントを加えた。
コートサイド ブルー
「ルルレモン」の白のプリーツテニスワンピースは、無数のコーディネートを組むのに理想的なベースだ。そこに正統派「ウィルソン(WILSON)」のテニスキャップ、「セオリー(THEORY)」の“テニス・コットンカシミヤセーター”、そしてネイビーのディテールが施されたキャンバストートバッグを合わせ、深いブルーの色合いをコーディネートしてみた。日中はセーターを肩にかけてプレッピーな雰囲気を楽しみ、夜になって気温が下がり始めたらプリーツスカートの上にさっと羽織るのはどうだろうか。
ラケットは必要なし
“テニス・コア”トレンドの魅力は、スポーティーでシックな魅力をまとうために、実際にテニスコートに立つ必要がないことだ。白、青、緑のコアカラーにアスレジャーアイテムを合わせれば、ワンランク上のアンサンブルになる。そこでパリ・ファッションウイークのストリートスタイルにインスピレーションを得て、「カサブランカ(CASABLANCA)」の1970年代風トラックジャケットと「スタウド(STAUD)」のラップコートスカートを選んだ。アクセサリーは、ローファーやクロスボディーバッグでも良いけれど、あえて「ジャックムス(JACQUEMUS)」のビーチっぽいストライプのクラッチバッグと「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」のヒールサンダルを選び、リゾートレディーな感覚を取り入れた。