結婚、右WB…堂安律が26歳に「リツがやってのけた!」ドイツ恩師も驚く“レバークーゼンだけじゃない”学び「内田さんと長友さんの場合は」
レバークーゼンのWBから学んだこととは
実は、堂安は3月のレバークーゼン戦では相手の左WBのグリマルドにマンツーマン気味でマークに付く仕事を任せられている(なおこの試合で、堂安はゴールを決めた)。 堂安は試合前にグリマルドの動きを研究していた。そこで何を感じていたのか問うと、よどみなく答えはじめた。 「彼の得点能力については、見ながら勉強になったところはあります。特にウイングバックだけど、右からのクロスに対して中に入っていくタイミングはピカイチ。『それは(グリマルドの元に)ボールが転がってくるよね』という場所にいるんです。 ミャンマー戦で決めたゴールも『ごっつぁんゴール』だとは言いましたけど、あそこにいることでゴールは生まれる。ウイングバックとして出るのなら、いるべきところにいることを意識したいなと思います」 最大のモチベーションはどん欲な向上心から来ているが、もう1つ、チーム事情もあった。所属するフライブルクが、今シーズンに入ってから3バックを採用することが増えたからだ。 そこで、「ウイングバックで起用されたとしても違和感がないのでは?」とシリア戦の2日前に問うと、堂安は即答した。 「フライブルクでは5バック(※守備時にウイングバックが下がった場合)とは思えないくらい、かなり高い位置をとっています。うちの監督はたぶんシーズン最後の方で、レバークーゼンみたいなサッカーをイメージしていたので。(自分は)ウイングバックとして点を取るイメージ・役割を託されていました。代表でもそのポジションを託されれば、おそらく、僕は守備的な要員ではない。得点やアシストを狙えるような役割を担っていきたいなと思います」 その言葉通りに、右ウイングバックとして、シリア戦でゴールを決めたわけだ。
「リツは自身のプレーを少し変えないといけなかった」
そんな堂安の所属クラブでの仕事ぶりは、代表でどのように還元されたのか。 フライブルクの基本フォーメーションは昨季、今季前半は4-2-3-1で、堂安は右サイドMFが主戦場だった。それがシーズン後半になると3-4-3を採用する機会が増えた。 以前であれば3バック採用時、堂安は右ウイングや右シャドーでプレーすることが多かった。しかし今シーズンは、右ウイングバックを任されることが基本となった。 シュトライヒ監督は、堂安に求めることも変わったと明言している。 「リツは自身のプレーを少し変えないといけなかった。ただ、彼にはそれが可能だということを私は知っていたのさ。リツはとても良いサッカー選手で、素晴らしい反転を活かしたすごい運動量がある。決して大きいわけではないが、パワーと素早さを兼ね備えているから」
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